11月17日は『世界早産児デー』。早産における課題や負担に対する意識を高めることを目的として制定された記念日です。世界では、10人に1人の赤ちゃんが早産で生まれているといわれています。
早産児とは、妊娠22週0日から妊娠36週6日までに生まれた赤ちゃんのこと。早産で生まれた赤ちゃんのほとんどはお母さんのもとを離れ、24時間体制で管理された新生児集中治療室(NICU)や回復治療室(GCU)で一定期間を過ごすことになります。
NICU、GCUで日に日に成長する三卵生三つ子の赤ちゃんの記録をInstagramに投稿したのは、momo(@mitsugomam0825)さん。妊娠34週0日目に帝王切開で三つ子を出産し、長男くんと次男くんは生後35日、三男くんは49日間の入院期間がありました。
誕生したときの体重は、長男くん1927グラム、次男くん2079グラム、三男くん1515グラム。新生児の男の子の標準体重(2980グラム)に比べて、約1〜1.5キロ小さく生まれてきました。「出産後に子どもたちと一緒に退院できなかったことが寂しかった」とmomoさん。三つ子たちの入院期間中は、自宅で搾乳して冷凍した母乳を片手に、毎日欠かさず通院して子どもたちに会いに行く日々を送ったそうです。
生後4日の三つ子たちの顔や体には、呼吸や栄養をサポートしたり体の状態を確認するための管や機械がついています。三男くんは、黄疸の数値が高く光線治療が施されていて、光を避けるために目にはアイマスクも。手足がとても細く、まだふっくらした体つきではないですが、守られた環境の中でとてもリラックスした表情で眠っているようです。
生後13日目になると、少しずついろいろな管も外れ、お顔がはっきりとしてきました。長男くんは、沐浴にも慣れてきたそう。次男くんは、この日初めての沐浴や授乳ができました。三男くんもミルクを口から飲み始める練習が始まりました。みんな一日一日、確実に成長しています。
生後22日目には、もしお腹の中にいたら正期産となる37週に入ることもあり、血色もよく、生まれた直後に比べるとお顔もふっくらしました。退院まで、体重が目安の2300グラムを超えるのを待つ段階に入りました。