「耳が遠い高祖母にどうしても伝えたい玄孫の言葉」と題した動画がYouTubeに投稿され、324万回再生、11万いいね(11月15日時点)を集めて話題となりました。動画に出てくるのは、94歳のちよさんと、ちよさんの孫の孫にあたる玄孫(やしゃご)の玲央くん2歳です。
食卓のホットプレートで焼きそばを作っているちよさんに、玲央くんが「ばあちゃーん!いただきましゅ!」と元気よく2回伝えますが、耳が遠いちよさんは聞こえていないようです。「聞こえない…」と目の前のお母さんにアドバイスを求める玲央くん。
お母さんから、「もっと大きい声で、おててもちゃんとやってみて」とアドバイス。玲央くんは、しっかりとちよさんの方を見ながら、両手を合わせて、再度大きな声で「ばあちゃん、いただきましゅ!」と伝えますが、残念ながらちよさんはまだ聞こえていないよう。
するとお母さんから、「フォークを一旦置いて、ばあちゃんにトントンしてみて」とさらなるアドバイス。玲央くんが、「ちょんちょん」と言いながらちよさんの腕を優しくトントンすると、ちよさんから「なんだ?」と一言。やっと気づいてもらえた玲央くんは、すかさず「ばあちゃ〜ん、いただきましゅ!」と伝え、ちよさんから「はい、どうぞ〜」と返事。
ようやくちよさんに伝わり、玲央くんも満足そうです。焼きそばを食べた玲央くん、「ばあちゃ〜ん、おいしい!!」とグーサインとともにちよさんに何度も伝え、ちよさんも「おいしい?よかったなぁ〜」と嬉しそうに微笑むのでした。
ちよさんに一生懸命『いただきます』を伝えた玲央くんに、400件を超える多くのコメントが寄せられました。
「『聞いてくれない』って拗ねるのでもなく、『聞こえない』ことを理解して『伝わるまで伝えようとする』ってなかなかできることじゃない。凄い!」
「お母さんの伝え方も素敵です」
「二人のやりとりに、ほのぼのします。何度見てもホッとする動画です」
「チョンチョン!が本当に可愛い」
動画を撮影した玲央くんのお母さんであるゆいさんに話を聞きました。ゆいさんは、ちよさんのひ孫にあたり、YouTubeチャンネル『最強ばあちゃんときどき玄孫』を運営しています。『最強ばあちゃん』とは、ちよさんのこと。ちよさんには、孫が7人、ひ孫が5人、さらに玄孫が4人いて、今でも元気に畑仕事をしています。