海遊館(大阪市港区天保山)で11月17日(金)、夜間イルミネーションが始まった。クリスマスをはさんで来年(2024年)1月31日まで、 柔らかく暖かな光が海遊館一帯を彩る。
2005年に始まった海遊館のイルミネーション、19シーズン目の今回のテーマは「Restart(リスタート)」。
海遊館では2023年、ミナミイワトビペンギンやオウサマペンギン、コツメカワウソが誕生し、世界最大級のサンゴ礁の海を再現する「グレート・バリア・リーフ」水槽が2024年9月のオープンに向けてリニューアル工事が進んでいることから、未来に向けて歩んでいきたいという想いを込めた。
高さ20メートルのツリーを中心に、展示生物をモチーフとした生き物たちのオブジェ(計23体)が彩る。
素材は特殊加工の塩化ビニール。生き物のオブジェは、表情は最大限リアルに近いものとした。制作に約半年かかっという。
開催時間内は毎時15分ごとに、光と音による演出が繰り広げられる。明るい曲と暖かみのある光の演出は「新たな始まり」を、海遊館で暮らすイルカやペンギンの鳴き声などの自然音響を組み合わせた曲と青色を基調とした光の演出は「海」を、それぞれ表現している。
海遊館営業部の滝川真子さんと杉岡美夢さんは「今年(2023年)は、新型コロナの分類が5類になったこともありい、インバウンド(訪日外国人)や国内の遠方のお客様が増えた。新しい生命の誕生や、施設のリニューアルなど、変わりゆく海遊館の風景を楽しんでほしい」と話す。
《海遊館イルミネーション》
◆期間 2023 年11月17日(金) ~ 2024 年1月31日(水)(予定) 海遊館メインビル前 イベント広場 ※2024年1月10日(水)、11日(木)の休館日を除く
◆点灯時間 17時~21時15分
※音楽と光の演出は毎時00分、15分、30分、45分(1回約2分間)
◆観覧無料