子ども時代を思い返すと、思わず笑ってしまうような行動や遊びをしていませんでしたか? シンガーソングライターの近藤夏子さんが、自身の担当する番組で「子どものころにしていた謎の遊び」について話しました。
リスナーから送られてきたメールのなかで、近藤さんが特に共感したのは「ブランコをねじって乗る」という遊び。当時を振り返り、「まさに私もやってた! なんであの遊びをしてたんやろう。限界までねじって遊んでた」と声を弾ませつつ首をひねりました。
さらに、「自転車の後ろの荷台に乗ってこぐ」という遊びも。普通ならサドルに座るところを、荷台に座って手と足をめいっぱい伸ばしてこいだという経験がある人も多いのではないでしょうか。
リスナーからのメッセージを紹介しながら、近藤さんは「いまとなっては『なにが楽しいねん!』と思うけど、子どものころは楽しんでやっていた」と懐かしむと同時に、「なにか新しい遊びを生み出してやろう」と考えながら遊ぶ、子どもたちのあくなき探究心に感心しました。
ほかに、「下校時、地面を海やマグマに見立てて花壇や縁石ブロックの上を歩き、“地面に足がついたら負け”という遊びをしていた」という人も。この遊びも、定番といって差し支えないほど、身に覚えのある人は多いのではないでしょうか。
例にもれず、近藤さんも「白いところだけを歩いて、そこから落ちたらワニに食べられるとかマグマに落ちる、とかやってた!」とのこと。「本当にワニとかマグマ見えてたんじゃないかというくらい真剣に遊んでた」と回顧し、「『マグマってなんやねん』って思うけど、子どもの想像力のなかで“危険”といったらマグマだったんだろうね!」と、子どもが持つ想像力の豊かさや発想のかわいらしさをしみじみ思い出しました。
春名優輝アナウンサー(ラジオ関西)がよくしていたのが、泥だんご作り。「『なんであんなに熱中したんかな?』と思うくらい、何日もかけてピカピカに磨いて一生懸命作っていた。『泥だんごのキレイな作り方』の本を読んだ記憶もある」という言葉からは、当時の熱中ぶりが伝わってきました。
「小学校からの帰り道に、“ジャンケンに負けたら友達のランドセルすべてを一定区間持つ”という遊びをしていました」というメッセージも寄せられました。リスナーによると、「ある日、じゃんけんに負けてランドセルを大量に背負っていたところを見たご近所さんが『いじめられている子がいる』と学校に通報し、問題になったことがある」のだとか。リスナー自身は楽しんでいたそうなのですが、友人が先生に怒られてしまったことで苦い思い出になったといいます。
リスナーからは共感のメールやリアクションが多数寄せられ、近藤さんは「子どものころは『めっちゃおもしろい遊びを思いついた』と思っていたけど、みんな同じようなことをして遊んでたんだね」と笑いまじりにコメントを残しました。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2023年11月20日放送回より