ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念したミュージカル。劇場アニメ『ウィッシュ』が12月15日（金）、公開されました。
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ここは地中海に浮かぶ島にある王国ロサス。王様のマグニフィコは世界中の魔法を学んでいて、国民の願いを叶えてきました。ロサスは「どんな願いでも叶う魔法の国」といわれています。ロサスの国民は18歳になるとマグニフィコ王に願いを捧げ、マグニフィコ王は人々の前で魔法を使って願いを叶えます。
17歳の女の子アーシャは、もうすぐ100歳になる祖父のためにマグニフィコ王の弟子になって魔法を使えるようになりたいと考えています。アーシャは、マグニフィコ王との面接に向かいました。この面接の場で、アーシャは王国の秘密を知ってしまいます。マグニフィコ王は、国民の願いの中から国にとって都合のいい願いだけを叶えていて、そのほかの願いはお城の中に閉じ込めていました。人々はマグニフィコ王に願いを捧げると、自分が何を願っていたのか忘れるように仕向けられていたのです。
アーシャの祖父の願いも同じでした。祖父は「ギターを弾いて、周りの人を楽しませたい」という願いを抱いていましたが、マグニフィコ王が魔法をあやつって祖父の心から願いを奪い、祖父は自分で願いを叶えるチャンスを失っています。この国では、ほとんどの人の願いは決して叶わないという事実が分かりました。
マグニフィコ王が人々の願いを支配しています。アーシャは憤ります。
「彼を止めなきゃ」
アーシャは亡くなった父親の言葉を思い出しました。それは「どんなときも星は私たちを導いてくれる」という言葉です。みんなの願いを取り戻そうとアーシャは夜空を見上げます。
「どうか お願い」
すると空の頂点から強烈な光が降り注ぎ、金色の可愛らしい「願い星」のスターが舞い降りてきました。
