ウェブ制作会社の経営→投資の世界に 野望は「国民的な資産運用サービス」を作ること | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ウェブ制作会社の経営→投資の世界に 野望は「国民的な資産運用サービス」を作ること

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 ウェブ制作会社の経営者から金融業界へと転身した投資会社の代表が、ラジオ番組に出演。創業前に直面した困難や将来への展望について語りました。

ファンズ株式会社の代表取締役CEO・藤田雄一郎さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)

 ラジオ番組『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年12月23日放送回に出演したのは、ファンズ株式会社の代表取締役CEOを務める藤田雄一郎さんです。

 ウェブ制作会社を経営していた時期に、業界における競争の激しさと成長の限界を感じ、新たな分野への挑戦を決意したという藤田さん。クラウドファンディングを手がける会社で経験を積むと、2016年11月、ファンズの前身となる株式会社クラウドポートを設立しました。

 金融業界で新しい需要に乗る重要性を感じていた藤田さんは、ハイリスク・ハイリターンといわれる金融市場において、低リスクの資産運用サービスを同社から提供。上場企業に資金を貸し出す形で投資ができる貸付投資のサービスを運営し、投資家への安心感を重視する手法を取ります。

 藤田さんは、同社を立ち上げる過程で、金融ライセンスの取得が最も困難だったといいます。金融業を行うためには第二種金融商品取引業のライセンス取得が必要だそうですが、そのためには、コンプライアンス専門の人材を採用し社内規定を整備する必要があったとのこと。

 しかし、この過程で予想以上に時間がかかり、一時は「資金が尽きる危機に直面した」のだとか。この困難を乗り越えるため藤田さんは多くの人々に支援を求め、新たな資金を調達。その後、監督官庁の規約を理解するアドバイザーを迎え入れたことでライセンスを取得でき、現在に至ります。

 当時を振り返った藤田さんは、「ライセンスを取る前に出資してくれたVC(ベンチャーキャピタル)の人たちは本当にすごい。自分が投資家の立場なら、そのリスクを取れないと思うので、絶対に恩返しをしたい」と、支援者への感謝を述べました。

 藤田さんの野望は「国民的な資産運用サービス」を作ること。メッセージアプリの「LINE」、フリマアプリの「メルカリ」といった各分野における国民的サービスのように、資産運用領域で確固たる地位を築くことを目指していると語りました。

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年12月23日放送回より


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『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティーを務める。


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