兵庫県警・広域緊急援助隊、石川県輪島市へ警備部隊派遣 能登地震被災地、安否不明者捜索へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警・広域緊急援助隊、石川県輪島市へ警備部隊派遣 能登地震被災地、安否不明者捜索へ

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 能登半島地震は22日、発生から3週間が経過し、最大震度7を記録した石川県では、寒波が押し寄せ、ライフラインの復旧もままならない中、現在も1万5000人以上が避難所生活を余儀なくされている。

 被災範囲は富山県、新潟県にも及び、被災者の生活再建のため幅広い支援が急がれる。

石川県輪島市内で倒壊したビル<2024年1月2日撮影 ※画像提供・兵庫県警>
甚大な被害となった観光名所「輪島朝市」(石川県輪島市)大規模火災の跡<2024年1月4日撮影 ※画像提供・兵庫県警>

 兵庫県警・広域緊急援助隊は、1日の発生から約3時間で招集、石川県輪島市へ出動し、現地での救出活動に当たった。

 今回の派遣は、警備部隊の第3陣。部隊は24日午前、広域緊急援助隊や管区機動隊などで構成される105人が大型バス3台などに乗り込み、輪島市に向けて出発した。安否不明者の捜索が主な任務となる。

兵庫県警・村井紀之本部長に出発申告する機動隊・橋本裕幸副隊長<2024年1月24日 9時27分撮影 神戸市中央区・兵庫県警本部>
兵庫県警が石川県輪島市へ派遣した警察官は105人<2024年1月24日 9時27分撮影 神戸市中央区・兵庫県警本部>

 兵庫県警機動隊・橋本裕幸副隊長からの出発申告を受けた村井紀之本部長は、「3週間が経過し、発生直後の被災地の状況とは異なる。被災者に寄り添った警備活動に従事してほしい」と訓示した。

 第1陣のメンバーは救助活動がメインで、ライフラインが寸断された被災地の状況や、冬の日本海側の気候と能登半島特有の地形についてシミュレーションが不十分だったことを、帰還時に課題に挙げていた。今回はこれらを踏まえ、2月2日まで捜索活動に当たる。

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