大阪・新世界の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区) に、2024年夏にも 体験型アトラクション「Dive&Walk(ダイブ・アンド・ウォーク)」が登場する。
「Dive&Walk」は、中間展望台屋上の外周にハーネス(命綱)を装着し、アスレチックを体験しながら一周するアトラクション「Walk」と、地上約40メートルのタワー中間部から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りるクイックジャンプ「Dive」の2つのアトラクションで構成される。総工費は約3億円。
運営する通天閣観光や、設計・施工する竹中工務店などによると、免震タワーへのアスレチックやクイックジャンプの設置は、世界でも例がないという。
2007年以降、年間入場者数を100万人をキープしていた通天閣。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年度は21万8000人にまで落ち込んだ。同年4月の最初の緊急事態宣言発令直前には、これまで1日あたり3000人ペースだった入場者数が100分の1にまで減り、30人だった日もあったという。
通天閣では、2022年5月に全長60メートルの滑り台「TOWER SLIDER(タワー・スライダー)」が開業したばかり。人気はとどまることなく、1時間待ち。年間20万人以上が楽しんでいる.
そこで「Dive&Walk」は、さらに楽しく、スリリングな体験ができるタワーへと進化させるためのリニューアルと位置付けている。今後、全体的な整備工事や事前体験会などを経て、オープンは2024年の夏を予定している。