サッカー元日本代表FW岡崎慎司選手(37)が、2023-24シーズンをもって現役を引退すると、所属元のシント=トロイデンVV(ベルギー)公式サイトから26日に発表されました。
兵庫県宝塚市出身の岡崎選手は、神戸の滝川第二高校を経て、2005年に清水エスパルスでプロ入り。J1リーグ戦では6シーズンで121試合出場、42得点を記録。2011年からは海外に活躍の場を移し、ドイツのシュトゥットガルトやマインツ、イングランドのレスター、スペインのマラガやウエスカ、カルタヘナでプレー。レスター時代は主軸としてプレミアリーグで日本人初の優勝を経験。2022年からはシント=トロイデンに在籍しています。
一方、日本代表では育成年代から活躍し、2008年には北京五輪に出場。そして、A代表では、南アフリカ、ブラジル、ロシアの3度のW杯に出場するなど、国際Aマッチ119試合出場、50得点の実績を残しています。
さらに、岡崎選手は、一般社団法人マイスターの理事を務め、滝川第二高校の卒業生らとともに、関西社会人サッカーリーグのFCバサラ兵庫やドイツ6部リーグのFCバサラマインツなどを運営しています。
クラブによると、岡崎選手は今シーズン終了後に引退の記者会見を予定しているとのことです。
岡崎選手はシント=トロイデンを通じて、次のようにコメントを発表しています。
「皆さんにご報告があります。今シーズン限りで引退することに決めました。サッカー選手として今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、そして自然と自分に限界を感じました。このクラブに来た事、このクラブで引退を決意した事は運命だと感じています。
シーズンが終わったら改めて引退について話が出来たらと思います。シーズン最後まで復帰を目指しながらチームに貢献できるよう頑張ります。
応援してくれる人に正直でいたくて、クラブと話をして早くに発表させてもらいました。最後は自分を応援してくれた人の為にも頑張ります。岡崎慎司」