関西の名キャスターと注目の絵本作家 子育て世代ど真ん中の新コンビがラジオレギュラー初挑戦! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

関西の名キャスターと注目の絵本作家 子育て世代ど真ん中の新コンビがラジオレギュラー初挑戦!

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 2024年春の番組改編で4月からパーソナリティー陣の顔ぶれが大きく変わる『Clip』。木曜日「#もっくり」を担当するのは、在阪局アナ時代は夕方の報道番組で長らくキャスターを務め、このたびラジオレギュラー初挑戦となるフリーアナウンサーの清水健さんと、神戸在住のいま注目の絵本作家・夏きこさん。子育て世代ど真ん中、活躍著しい2人に、番組への意気込みを聞きました。

清水健(左)と、夏きこ

◆ラジオの世界を自分自身でしっかり見てみたい(清水)

――まず、今回、ラジオ関西から「ラジオ番組をやりませんか」という話があったときの率直な思いを聞かせてください。

【清水】 僕は読売テレビでアナウンサーをやらせてもらっていたのですが、読売テレビではラジオがなかったんですよね。アナウンサー、しゃべり手として、ラジオというのはやっぱりやってみたいなという思いはすごくありました。

ただ、実際にお声がけをいただいたとき、ラジオで何を表現できるのかなと立ち止まった自分がいたのも、正直なところなんです。それでも、そこを1回突き破ってみようという自分もいたので、今、ここに座らせていただいているという感じです。ラジオの世界というのを自分自身でしっかり見てみたいなという思いがあり、そのなかで、聴いていただく方と一緒に、また違った(新たな)輪を広げていければいいなと思っています。

――ちなみにラジオ出演は今まで何回かありましたか。

【清水】 ゲスト出演としては何度かあるのですが、メインで、パーソナリティーとしてやらせてもらうのは初めて。本当に今回のラジオ関西さんが、清水健にとってのラジオ初レギュラー番組になります。「ラジ関でよかったな」と思ってもらえるようにしたいですね。

今はすごく楽しみです! テレビというのは“間”があっても表情を見てもらえるのですが、ラジオに“間”があっていいのかなという迷いもすごくあったりして。しゃべり手として、ここまでアナウンサーを20何年かさせてもらっていますが、そこは怖い部分でもあるんです。

それでも、今回スタッフの方からは、「本当に自由に、好きにやってください」という言葉をいただいているので、ラジオでそんな“間”を作ってもいいんだろうなと。でも、その“間”の作り方は(テレビとは)変えなくちゃいけない。もちろん僕の表情は見えないけど、ラジオを通して言葉の“間”や“空気”というのを、映像がない中でそれをどう作っていけるのかなという楽しみが、僕の中ですごくあります。

◆「なんでここにいるんだろう……」、でも思いはいっぱいあります!(夏)

――一方、夏さんは、ラジオ関西でも番組のゲストや特番出演などがありますが、今回は番組パーソナリティーという立場になります。その話があったときの思いはいかがでしたか。

【夏】 「なんで自分なんだろう」というのが今の正直な思いですが……。ラジオのパーソナリティーになってみたいと思っていた時期はありましたし、ラジオに興味はあったんです。オールディーズなどの音楽が好きで、自分が大好きなものとかを発信できる場だと思っていましたから。

今は絵を描いていますが、どうやったらアピールできるだろうと思ったときに、思いついた1つがラジオでした。たまたま(ラジオ関西の)社員さんに見つけてもらったのが、たぶん一番大きいと思うんですよね。今、ここにいるのが。また、(今回は)「本当にやったことがない人にやらせてみよう」というのはあったと思うんです。その分、これから清水さんの足をめちゃめちゃ引っ張りそうで怖いんですが……(苦笑)。

絵を描き出して、その絵が売れて、イベントでお客様やたくさんの人と対面して、そこでしゃべるということをずっとしてきました。なので、たぶんおしゃべりしたり、ヘアメイクをして表に出たりするというのが嫌いではなくて。こもって絵を描くのも好きだけど、表に出て発信したり、例えば自分が知ってることを共有できる場所があったりできればなと。

それこそ、ラジオを聴くのが今も好きなので。一緒の感覚で楽しめるようなものを、私も学ばせてもらいながらやっていきたいし、しゃべり方をもうちょっと学びたい。なにより(パートナーが)清水さんなので! これは本当にもうびっくりしたんですけど。

本当に、今は「なんでここにいるんだろう……」と。(要点は)それだけでいいです(笑)。でも、思いはこのようにいっぱいあるのです。こうやって新しいチャンスをいただけたのであれば、真摯に取り組みたい。今、30代だから、こういうことができるのかもしれない。「今だから」という……何か運命の巡り合わせというのではないけど、チャンスなのかなと。

「ラジオを通して言葉の“間”や“空気”というのを、映像がない中でそれをどう作っていけるのかなという楽しみが、僕の中ですごくあります」(清水)、「ラジオを聴くのが今も好き。一緒の感覚で楽しめるようなものを、私も学ばせてもらいながらやっていきたい」(夏)

◆「聴いてよかったな」と、意味のある時間にしたい(清水)

【清水】 話しが長いよ!(笑) でも、表現するという部分、絵というところでいえば、もちろん人にラジオから絵は見えないものですが、それを伝えようと思っているのは、1人の表現者として、やっぱりすごいなと思います。まだ会ってそんなに時間も経っていないけど、絵本を描く人がラジオで表現したいというとき、どう表現するんだろうということは、僕もすごく楽しみ。それで、毎週レギュラーとして(出演を)受けられるというのは、すごく勇気があったことだろうなと思います。

【夏】 本当に「初めて」というのがめっちゃ伝わると思うのですが……。たぶん、ここ(ラジオ局)に来られる方は、おそらく経験者が来ていたりとかすると思いますので……。

【清水】 それは全然違うんですよ。僕もテレビではキャスターをやらせてもらっていたし、テレビの世界に 17年いましたが、やっぱりラジオは全く違うものだから。それはたぶん、夏さんと一緒の気持ちです。ラジオの新しい番組でパーソナリティーをやらせてもらうということは、本当に全く新しい自分に挑戦することだから。

夏さんには僕に絶対ないところを持っているし、夏さんが知らないところが僕にはあると思うんです。それは当たり前です。そこをたぶんお互いに、助け合うというか、掛け合っていければいいなと思います。

ただ、一番初めにこのお仕事の話、ラジオレギュラーのお話をいただいたときにもスタッフの方にお話させてもらいましたが、自分たちだけが楽しむのはよくないし、僕は「それは嫌だ」と。もちろん、自分たちが楽しむのが一番大事で、現場が楽しくないと(番組は)楽しくないので。でも、自分たちが楽しむだけじゃなくて、みんなに楽しんでもらえるようにしたい。そして、楽しんでもらえるだけじゃなくて、「あっ、そっか!」「そうだよね!」と、何かちょっとでも思ってもらえる木曜日であってほしいなと思います。そこは、僕はずっと言葉と向き合ってきた人間として思うことです。

絵を描くことによって伝えてきた夏さんと、僕の、この2人がどんなふうに交わっていくのかというのは、新しいパートナーとしても、すごく楽しみですよね、この木曜日の放送は。だからこそ、「聴いてよかったな」「なんかちょっと元気出たな」「なんかちょっと得るものがあったな」という感じの、意味のある時間にしたいです。

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