大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日 184日間)の第二次記念貨幣の打ち初め式が4日、造幣局(大阪市北区)で行われた。財務省は2023年8月に第一次記念貨幣5万枚を発行、万博開幕までの機運醸成のため、3回シリーズで発行するという(第3弾は1万円金貨、銀貨、500円硬貨の3種類を予定)。
第二次貨幣(硬貨)は1000円銀貨5万枚が製造され、4月12日から3週間程度販売される(販売方法の詳細は後日発表 発送は7月下旬の予定)。
硬貨は純銀製で、重さ31.1グラム・直径40ミリ。
表面は大阪・関西万博の公式マスコットキャラクター「ミャクミャク」のあどけないポーズとハート、双葉をデザインしている。
そして裏面に 、大阪・関西万博のロゴマークをあしらい、マークの一部に「虹色発色加工技術(※1)」を用いてカラー印刷している。
着色については、赤、青、黄、白、黒の5色で精緻な色彩を表現している。着色する点(ドット)を細かくしたり、異なる大きさのものを重ねることで、濃淡やグラデーションをつけることができる。
また、貨幣をより美しくするため、表面を鏡のように磨く特別仕上げの「プルーフ貨幣」という方式を取っている。プレス回数は、通常1回のところ複数回。製造枚数は、通常は1分間に約750枚だが、3枚しか製造できないなど時間と手間をかけて丁寧に行っている。
販売価格は1万3800円(消費税・送料込み)で、製造枚数の5万枚を上回る申し込みがあった場合は抽選となる。