一戸建て中古住宅の間取りをめぐるミステリー。映画『変な家』が全国東宝系で公開中です。
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主人公は“雨男”という名前で活動する、オカルト専門の動画クリエイター・雨宮です。雨宮はマネージャーから引越しする予定の家について相談を受けました。
マネージャー「家探してるんだけど。見てこれ。理想的な物件じゃない?ただ嫁がね、間取りが気になるっていうのよね」
雨宮「間取り?」
マネージャー「見てここ。台所とリビングの間に変な空間があるんだよ」
雨宮「何ですかこれ」
一戸建ての中古住宅。間取りが変だ、とマネージャーの妻は指摘しているそうです。雨宮は、この謎の空間をミステリー好きの設計士・栗原に見てもらい、意見を聞きました。
雨宮「これなんですけど」
栗原「私なら、絶対に買いません」
雨宮「えっ?」
栗原は、謎の空間が本来必要のない壁でわざわざ作られていることや、子ども部屋は窓がなく二重扉で専用のトイレがあることなど奇妙な違和感があると言いました。
こうした中、その変な家の近くにある雑木林で身元不明のバラバラ遺体が見つかる事件が起きます。雨宮はこの事件と家との関連性を疑い、一連の疑惑として動画にまとめ、投稿しました。