6月の株主総会の集中期を控え、兵庫県警は11日、「株主総会特別警戒対策室」を設置した。企業に不当な利益供与などを要求する「総会屋」による不法行為などを取り締まる。
近年では目立ったトラブルはないが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、一部の企業ではコロナ感染拡大の影響で決算の集計が遅れ総会に提出できないことが懸念されている。
こうしたなか「総会屋」が業績悪化につけ込み、企業恐喝などが活発になる恐れがあるため捜査員約320人態勢で6月30日まで会場警戒や情報収集に当たる。兵庫県内の株主総会のピークは6月24~26日。5月に9社、6月には76社で開催される。