神戸・北野に異人館を利用したコワーキングスペースがあります。「北野メディウム邸」は明治20年代に建てられた古い異人館「旧スタデニック邸」を整備し、若者が交流を深め、魅力を発信できる場所として2022年にオープン。現在は、飲食、コワーキングスペース、レンタルスタジオの3つの部門に分けて利用されています。
![北野メディウム邸](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/06/28D6035C-D43E-44C2-9E85-46F943563FCE-1024x682.jpg)
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![北野メディウム邸](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/06/629D4965-3A1C-428D-A8E7-60E150D13323-1024x682.jpg)
坂道が多い北野エリアですが、異人館ならではの“映え”を求めて写真撮影や動画制作に使用されるなど、アンティークでかわいい雰囲気が魅力となり、にぎわっているそうです。
利用者は女性が多く、自分へのごほうびにカフェを楽しむ人も多いのだとか。今年2月には、同施設の近くに異人館カフェテラス「ティファニーの休日」がオープン。6月18日(火)までの期間限定で、神戸の老舗パン店とコラボしたリボンパンが販売されています。
![神戸の老舗パン店とコラボしたリボンパン](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/06/709D16D7-9DD2-4EDC-8FB3-373C6B35D5EA-890x1024.jpg)
旧スタデニック邸の復活・活用に尽力したのは、 神戸出身の起業家・山本宝さんです。自身が代表を務める株式会社ROUGH LABO(ラフラボ)の取り組みとして同施設を運営しています。
きっかけは、コロナ禍で県外から地元の神戸に戻ったときのことでした。「町がかわいいなと思って北野エリアを散歩していたら、異人館が空き家になっていたんです。すごくもったいないなというか、『なんでこんなにかわいい建物なのに空き家なんだろう』と思いながら散歩していたら、オーナーとの出会いがあり、運営することになりました」と当時を振り返りました。
![株式会社ROUGH LABOの山本宝さん](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/06/7C0814DE-2948-4AF7-B076-48F69D64C9AD-1024x769.jpg)
異人館の運営について、山本さんはこのように話しました。
「楽しいことと難しいこと、五分五分くらいです。異人館は火気厳禁などの制限があって、経営するうえで難しいと感じることはよくあります。それに、まだまだ空きテナントもいっぱいありますし。でも、現在はお客さんも増えてきていて、皆さんが幸せそうだと私も幸せになります」(山本さん)
若者が交流を深め、魅力を発信できる場所を目指しているという山本さん。今後の目標は、「もっと皆に北野を知ってほしい。そして『私も一緒に盛り上げたい』という人たちがいたら、集まって皆でやりたい。世界中に神戸北野の魅力を伝えていきたい」と熱意を語りました。
※ラジオ関西『Clip 木曜日』2024年5月30日放送回より
![株式会社ROUGH LABOの山本宝さん(写真中央)、パーソナリティーの清水健(同右)、絵本作家の夏きこ(同左)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/06/9CF814B4-2BEF-4363-B687-AA926DAD476B-1024x769.jpg)