SNSで話題の“三種の神器”をご存じでしょうか? 三種の神器とは、日本神話に登場する天皇の位を示す3つの宝物「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」「八坂瓊曲玉(やさかにのまがた)」を指します。
そんな三種の神器は正式な継承者である天皇ですら見ることを禁じられているそうなのですが、実物を見ることのできない宝物が、なんと100円ショップで見られると話題を呼んでいるのです。
商品名は、「三種の神器のミニチュア」。X(旧Twitter)で注目を集め、なかには16万件以上の“いいね”を獲得した投稿もあり、一時は入手困難になるほど。そんなアイテムを販売する100円ショップ「Seria(セリア)」の担当者に、発売に至った経緯など、詳しく話を聞きました。
――いつから発売している?
【担当者】 2023年11月に発売されました。もともとお正月企画のひとつとして考えていたのですが、「世の中にないおもしろいミニチュアを作りたい」という話から、「三種の神器をミニチュアにしたらおもしろいのでは」と発想し、発売に至りました。
――社内での反響は?
【担当者】 リアルな質感を出すために勾玉のツヤをあえて消すなど、質感にこだわっていたので、「細かいところまでよくできている」と評価は上々でした。しかし、発売前には「本当に売れるのか」という疑問の声がポツポツとあがっていました。
――ほかにも話題になったミニチュア商品がある?
【担当者】 ビニール傘や食器、和小物のミニ畳などが話題になりました。
――なぜ話題になった?
【担当者】 発売後すぐに、SNSで話題にあげていただいたことをきっかけに大きな反響を呼びました。手のひらサイズの小さな製品でしたが、妥協せずリアルさを追求したことがお客様の評価・話題につながったのではないかと考えています。
――どのような人が購入する?
【担当者】 普段からミニチュアを収集している人から、普段はあまり購入しない人まで、幅広く購入いただいているのではないかと思います。