スポーツ実況などで活躍するフリーアナウンサーの田中大貴が、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、最近の悩みや、男性と女性の意識の違い、仕事と家庭の関係性などについて、ゲストを交えて語り合いました。
林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と田中アナがパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!! 』(ラジオ関西)。6月17日の放送では、「感情コンサル」として活動する押野満里子さんとともに“感情との向き合い方”に関するトークが展開されました。
番組内で、田中アナが、「会社を立ち上げてビジネスをやるようになってから、酒の量が増えた」と吐露。局アナ時代は深夜・早朝の番組を担当していたこともあって、物理的にお酒を飲む場に行く機会が少なかったそう。しかし、フリーになり、かつ、自ら会社を立ち上げて多角的に活躍しだしてからは、お酒を伴う会食が増加。さらに「忘れたいことや、現実から1回離れてみたいという時間を作りたい」ことが酒量の激増に拍車をかけていると、自己分析します。
この悩みに、押野さんは、「感情というのは、たまるもの。発散する方法の一つとして、誰かに話す、アウトプットするというものがある。大貴さんの場合は(会食の場の)お酒が(たまった感情を)流す感じ。現実逃避ではないけどリセットする役目を担っている。いろいろな人がいるが、大貴さんはバランスを取りつつ流すのが上手いと思う」と評します。
「悩みは悩みと捉えず、越えるべきチャンスへのハードルだと思っているので、悩みはない」と、一度は述べた田中アナですが、番組内で曲が流れる間にしばらく考えた後、「ありました! 妻に『家のこと何もしてくれない!』と言われるとき、やってないかも……と悩む。洗濯物(を洗ったり畳んだり)くらいはしなければ……」と、本音も。その思いについては、押野さんが次のように一刀両断します。
「男性は『洗濯しなきゃ……』『ウチのこと、やらないといけない……』『ゴミ出しでもしようか……』など、結果に目がいくし、“見れるもの”を動かしたくなる。でも、女性が本当にほしいのはそこじゃない。女性が考えているのは、内面的な思いの方。だから、(女性から)『やってくれていないじゃないの……』と言われたら、『そうだな。いつもありがとう!』『いつもやってくれてうれしい!』と言うだけでも(心象が)全然変わると思う。男性と女性の大きな違いはそこ」
普段、経営者を中心に、感情に関するコンサルタントやセラピーを行っている押野さん。そのなかでは、ライフスタイル、家庭に関する相談も受けているそう。これまでの経験から、「会社(仕事)を上手くやっている人は、夫婦関係(家庭)も上手くやっている。家庭が上手くいかないときは、会社(仕事)にもそのサインが出ている」「自分をねぎらったり、自分の気持ちがわかってくると、人は上手くいく」「自分への思いやりができると、それは相手にもおよぶ」と持論を展開。家庭の内面をしっかり構築すれば、ビジネスにも好影響をもたらすと述べました。
「今を生きていることが大事。今、後悔しない人生を生きているのが素敵なこと」という押野さん。SNS全盛、常に数字がつきまとう現代において、「これからの時代は、自分の好きなことや『自分を生きていく』ことが大事になる」とコメント。自身の感情を整える大切さを説いていました。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年6月17日放送回より