暑い季節になり、各地から「ビアガーデン」の話題が届くようになった。近年は「ビール」だけでなくプラスアルファを楽しめるスポットが増えている。
ハワイの伝統料理に舌鼓を打ち、イタリアのビールでのどを潤す。次はシュラスコをアイルランドのビールとともに。目の前に広がるのは神戸港、その先に水平線。時折吹く潮風も心地いい。気分は豪華客船で世界を巡っているよう。神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催中の「KOBE SEASIDE BEER TERRACE 2024」は、「世界への船旅」がテーマだ。神戸に居ながらにして「食」で世界を巡ることができる。
会場のTerrace & Dining 「ALL FLAGS(オールフラッグ)」は、2023年12月にリニューアルオープンしたブッフェスタイルのレストランで、豪華客船のメインダイニングをイメージしている。神戸港が一望できるほか、海に面したオープンテラスエリアでは、風や海の香りも感じることができる。
今年のビアテラスは5月24日にオープン。7月からは「真夏のトロピカルハワイアンフェア」と題し、「サーモンポキ」や「ガーリックシュリンプ」など、定番の人気料理の他、マンゴージェラートやハワイアンチリ&チップスなども並ぶ。また、シェフが目の前で切り分けてくれるシュラスコスタイルのビーフロティや、風味と食感にこだわったトルティーヤ生地と好みの具材を組み合わせて楽しむ本格タコスなど、世界各地の料理を堪能できる。
「今年のおススメは世界各国のビールです」と担当者が話すように、アイルランドのギネス、オランダのハイネケン、メキシコのコロナの他、イタリアのペローニやチェコのビールも。またワインやカクテル、ソフトドリンクなど、あわせて33種類が用意されている。
担当者は「オールフラッグからの眺めは唯一無二。日によって、そして時間帯によっても変わる神戸港の表情を、豪華客船に乗った気分で、ここでしか味わえない料理とドリンクとともに、世界を旅するように楽しんでほしい」と話す。