神戸トヨペットと甲南女子大が包括連携協定結ぶ 地域社会の発展など目的に 防災やSDGs啓発で協力 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸トヨペットと甲南女子大が包括連携協定結ぶ 地域社会の発展など目的に 防災やSDGs啓発で協力

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 神戸トヨペット(神戸市兵庫区)と甲南女子大学(同市東灘区)は、地域社会の発展と、その基盤となる人材育成を目的とした包括連携協定をこのほど締結、調印式を行った。両者は2020年からさまざまな事業をともに行ってきたが、さらに多様な分野で連携を進め、持続的な協力関係を築いていきたい考えだ。

甲南女子大学の秋元典子学長(左)と神戸トヨペットの西村公秀社長(右)

 連携協定の内容は、▽地域活性化▽まちづくりで活躍する人材の育成▽地域防災と安心、安全▽SDGsの推進▽共同イベント企画、情報発信、など。まずは10月、甲南女子大の大学祭でトヨタ車『MIRAI』の燃料電池を使ったワークショップを実施し、11月には、神戸トヨペット宝塚インター南店で防災をテーマにしたイベントも行う。そのほか同大の学生がインストラクターを務める水素教室や、学生と神戸トヨペット社員の交流会などの開催も予定しているという。

 神戸トヨペット本社で行われた調印式には、同社の西村公秀社長と甲南女子大学の秋元典子学長らが出席。西村社長と秋元学長は並んで座り、それぞれ書面に印を押した。

調印の様子

 秋元学長は「本学は、(1人が)先頭に立ってぐいぐい引っ張っていくリーダーシップでなく、全員発揮型のリーダーシップ教育に力を入れている。学生それぞれの強みを生かしながら、女性ならではの発想で、企業や社会が抱える課題に取り組んでいけたら」と抱負を述べた。

 西村社長は「協定の締結はありがたく、光栄。学生の皆さんの新たな発想、女性ならではのアイデアから学ばせてもらいたい。皆さんには、早い時期から社会に接点を持つことによって、自分に何ができて、何を身につけたら良いかを学んでもらいたい」と期待を寄せた。

 これまでの連携事業で活動してきた同大4年の高田名菜子さんは「活動に参加したことで、エネルギー問題を身近に感じたり、企業の努力を知ったりと、学ぶことが多かった」と振り返り、「今後は、女性に向けた防災をテーマにイベントの準備を進めたい」と語った。

調印式に参加した関係者ら(2024年8月1日、神戸トヨペット本社)
これまでの連携事業から。大学祭ではワークショップも実施した
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