サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサGK船田麻友選手と同DF井手ひなた選手が、2日放送のラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)にゲスト出演。新シーズン国内初戦となった1日のWEリーグカップ戦の感想などを語りました。
1日に行われた「2024-25 WEリーグ クラシエカップ」初戦、セレッソ大阪ヤンマーレディースとのアウェイ戦では、開始3分でMF成宮唯選手が左足でミドルシュートを決めて幸先よく先制すると、1-0で迎えた後半、CKから新加入のジャマイカ代表DFヴィアン・サンプソン選手がヘディングシュートを記録。守備でも相手のシュートを3本に封じ、2-0の完封勝利を達成。INAC神戸は新体制の国内初陣を勝利で飾りました。
この試合では船田選手、井手選手ともに、先発フル出場。一夜明けて試合を振り返った井手選手は、「まずは勝てたことが一番よかった。個人としては、守備のところで力強さが自分の武器なので、そこをうまく出せたかなと思う」とコメント。長身を誇るサンプソン選手の加入後初得点については、「(目の前で見て)うわーっ! たっかーい!ってなりました(笑)」と本音を吐露するようすも。
船田選手は、「複数得点で勝利できたのもすごくよかったし、守備も失点ゼロで抑えて、しっかり締めくくることができたのもよかった」と、クリーンシートでの勝利に手ごたえをつかんでいるようでした。
今後への課題について、船田選手は「ジョルディ(フェロン監督)も試合後のインタビューで言っていたが、少しパスミスだったりコントロールミスだったりが増えていたので、そういうところでのミスをできるだけ少なくして、しっかりと自分たちがボールを保持できる時間を長くしたい」と語っていました。
セレッソ戦では新加入のスペイン人トリオも元気にプレー。MFパオラ・ソルデヴィラ選手がハーフタイムまで、FWカルロタ・スアレス選手が先発で61分間、DFカルラ・モレラ選手が後半、それぞれピッチに立ち、チームの勝利に貢献しました。
この試合について、同番組のパーソナリティーを務める元なでしこジャパンDF川上直子氏は、スペイン人選手について「すごく身体を張ってくれるし、二度追いもして、スライディングまでしてくれるから、すごいなと思った」と、奮闘ぶりを称賛。後方から彼女たちを見ていた船田選手も「すごくやってくれている」と新たなチームメイトの頑張りに感謝していました。
新シーズンを迎えるにあたって、背番号を一新した船田選手と井手選手。99番を背負うことになった船田選手は「私は本当に99なんだと、ユニフォームを見て思った」とにこやかに語るベテランGKは、「WEリーグ初で、でっかい番号をと思った。気持ち新たに戦える」と、すでに気に入っているよう。