電気工業所の目玉は「耳つぼ指圧具」? 意外なアイテム開発きっかけに、働く人々の“健康”を目指す | ラジトピ ラジオ関西トピックス

電気工業所の目玉は「耳つぼ指圧具」? 意外なアイテム開発きっかけに、働く人々の“健康”を目指す

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 ICT・ロボット、健康・医療、空飛ぶクルマ・ドローンなど最先端の技術が集まる「国際フロンティア産業メッセ」。西日本最大級の産業総合展示会として、今年9月に神戸市内で開かれた。その中での「こうべしんきんビジネスメッセ2024」には様々な兵庫・神戸の企業が出展。今シリーズでは、メッセを通じて発信された各企業の独自技術やサービスを全22回にわたって紹介する。第6回は「濱之上電機工業所」(神戸市兵庫区)。

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 今年初めて同ビジネスメッセに出店した同社。電動機、発電機などの設計・製造をおこなう同社は「耳つぼ指圧具」の展示スペースを設けた。電気工業所がなぜ「耳つぼ」で「指圧具」なのか。その疑問について同社の濱之上陽子さんは「母親の影響」と話す。「母の肩が上がらなくなりまして……。私自信、昔から健康に関して関心があったというのもあって、耳には沢山のツボがあるのでなんとかなるのではないかと思い製作を行ないました」と動機について語った。以降、母親の症状は改善。それをきっかけに世に広めるようになったという。

濱之上電機工業所の濱之上陽子さん(写真左)と、番組パーソナリティーの三上公也氏

 今回の出展理由については「企業側が従業員の健康を守ってほしい」という思いから。多くの企業に知ってもらいたいと感じたのだそう。

 ブースには「労働力にも持続可能性を」というキャッチコピーを掲げた。「オフィスでいかに『楽しく・健康的に・いい状態』で過ごせるか、過ごしてもらいたい、という思いがあります」と、企業人が健康に働くための体づくりを示唆する濱之上さん。

 現在、同社では「Oreille(オレイユ)」というサロンを開き、耳つぼ指圧具の体験スペースも設けている。メッセでも人気だった同社。多くの人から「首がよく曲がるようになった」など好評が寄せられた。

母親の肩の不調をきっかけに誕生した健康器具「オレイユ」

※濱野上さんの「濱」は正式には旧字体です。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年9月17日放送回より

※記事内の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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