兵庫県たつの市の路上で2006年、女児(当時小学4年・9歳)が刃物で刺されて重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕・送検された勝田州彦容疑者(45)が、兵庫県警の任意聴取に対し、
「(犯行の)数時間前から女の子を物色していた」という趣旨の説明をしたことが捜査関係者への取材でわかった。
さらに「犯行直前には別の女児に抱きついた)と話したという。
兵庫県警は、無差別に女児を狙った連続殺傷事件とみて調べる。
このほか、犯行翌年の2007年10月に同県加古川市で鵜瀬柚希さん(当時7歳)が殺害された事件についても、任意聴取で犯行をほのめかしており、兵庫県警は今後、裏付け捜査を進める。
勝田容疑者は2000年、同県明石市で、小学5年の女子児童の腹を殴ったとして逮捕された。
2009年には、姫路市の路上などで、5人の女児の腹を殴るなどしたとしまつ実刑判決を受けた。
出所後の2015年、姫路市で中学3年の女子生徒の腹などをナイフで刺した殺人未遂の疑いで逮捕、起訴され、2023年9月に懲役10年の実刑判決が確定、収監された。