大阪・関西万博 大屋根リング“幻想の光” 浮かぶ試験点灯 「帰り際、何度も振り返りたくなる…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 大屋根リング“幻想の光” 浮かぶ試験点灯 「帰り際、何度も振り返りたくなる…」

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 大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)の会場・夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)のシンボルとなる世界最大級の木造建築物「大屋根リング」のライトアップ・試験点灯が21日夜、行われた。

夕暮れ時になり試験点灯された「大屋根リング」〈2024年11月20日 17時09分撮影〉
「大屋根リング」屋上部(高さ20m)〈2024年11月20日 17時15分撮影〉

 ライトアップは、今年(2024年)8月にリングが文字通り環状の構造物としてつながって以来初めて。

 暗闇の中、全周約2キロにわたる“光の輪”が幻想的に浮かび上がった。

会場・夢洲上空から空撮 “光の輪”が浮かび上がる〈2024年11月21日 ※画像提供・日本国際博覧会協会〉

 大屋根リングは「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表現、建築家で会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏が手掛けた。23年6月末に着工、三つの工区に分けて建設が進められている。約2万6000立方メートルの木材を使用している。

試験点灯で確認作業を行う藤本壮介・会場デザインプロデューサー(前)と東海林弘靖・照明デザインディレクター
会場内「光の広場」(北東工区・内側)からリング外側の点灯状態を確認、撮影する藤本プロデューサー

 日本の伝統的な技術「貫(ぬき)工法」を基調とした木組みに、通路を照らすスポットライト計約4200台と、天井を照らすアッパーライト約700台が設置された。

大屋根リングの力強い木架構を夜にもダイナミックに見せ、会場全体を“光の輪”包む
日没からしばらくは「暮」、20時から「宵」、21時から「夜」と3つの夜を演出

 すべてLED(発光ダイオード)を使用しており、屋上部分(高さ20m)に設けた植栽帯にも、LED光源を持つ“イルミ草”と呼ばれる照明草約500本も配置されている。

大屋根リング・南東工区 「夜」の時間では約2週間ごとに、二十四節気を光で表現

■「大屋根リング」試験点灯(ほぼ真上からの撮影)※映像提供・日本国際博覧会協会


■「大屋根リング」試験点灯(遠方からの撮影)※映像提供・日本国際博覧会協会

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