世界のローカル・プレミアムチョコレートの専⾨カタログ・ウェブサイト『幸福(しあわせ)のチョコレート』(フェリシモ、公開中)に掲載された珠⽟のチョコレートの中から、特に注目の6つを紹介する2回シリーズの第2回。今回は後半3つを取り上げるとともに、バイヤーの思いを伝える。
生産地での異常気象などの理由によりカカオの不作・高騰が続く「カカオショック」を受け、チョコの未来を守り、一緒に考えていくきっかけにとの想いから、サステナブルなチョコにも注目した。
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(4)【初上陸】ギリシャ「Laurence(ローレンス)」から ~大きめサイズでエアリー~
ギリシャで100年続くショコラティエから日本初上陸。エレガントなパッケージに心がおどる。一口でいくには大きめなサイズに嬉しく思いながらも思い切り頬張ってみると、エアリーな食感が楽しく、程よい甘さで満たされる。滑らかなヘーゼルナッツプラリネをサクサクのウエハースでサンドし、さらにそれをミルクチョコで包んでいるのだ。可愛くて美味しくて、今日は丁寧に紅茶を淹れてみようかな? そんな気分にさせてくれる。手土産としても喜ばれること間違いなし。
(5)【初上陸】ギリシャ「chezchokolat(シェズチョコレート)」 ~おかんの味~
「このチョコはオカン(お母さん)の味がする」というバイヤーみりさんの言葉にもなんだか納得してしまう、気取っていないのに上品で深みのあるアーモンドチョコ。「おいしい」より「うまい!」と伝えたい感じ。キャラメライズしたアーモンドをダークチョコでカバーしたシンプルな作りだからこそ、何か仕掛けが欲しくなってしまう。そんな私たちのわがままを見越したように整えられた味のバランスと食べ応えを実感してほしいと思う一品。