「妖怪の町」を打ち出した町おこしを進める兵庫県福崎町。町内にある2つの観光交流センター(福崎町駅前観光交流センターと辻川観光交流センター)では、1月21日から妖怪の「カッパにちなんだスイーツ」が販売されています。いったいどんな商品なのか、企画・開発に携わった会社の担当者に詳しく聞きました。
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今回のスイーツに携わった株式会社PAGEは、観光交流センターだけでなく、古民家を改装した「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」(神崎郡福崎町西田原)の管理・運営も行っており、町役場とも連携。普段から「地域との関わり」を大切にしているといいます。
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このたびリリースしたスイーツとは「飴」。なぜカッパにちなんでいるのかというと、彼らの好物である「尻子玉(しりこだま)」をモチーフにしているところにあります。尻子玉とは、諸説ありますが“人間のお尻から抜くことができる架空の臓器”だそう。福崎町内に点在する撮影スポットに鎮座するカッパ達は、実はよく見ると尻子玉を所持しているものの、その事はあまり認知されていないのだとか。
同社の創造都市推進室長・羽生崇さんは「尻子玉のことを多くの人に伝えることで『妖怪の町・福崎町』として知ってもらえるのではないか.....と考え、様々な企画を始めました」と話します。
もともと尻子玉をモチーフにした団子(週末のみ販売)がありましたが、来館客やスタッフの「金太郎飴を作ってほしい」という要望に応え、2024年の秋「カッパのアメちゃん」が誕生。「もう一つ味の種類が欲しいと思い、今回、尻子玉の飴を発売することが決定しました」と羽生さんは話します。
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血管の表現に苦戦しつつ、デザインの調整が行われました。赤と白の配色から、フレーバーは「いちごミルク」に決定したそうです。見た目のインパクトに比べて優しい風味なのが特徴。パッケージには、カッパが尻子玉を持っている姿をあしらいました。
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先日、東京で行われた催事でもお披露目したそうです。「河童のガジロウ(=福崎町のキャラクター)ファンの方にも『面白い! 』と声をかけていただきました。お客さんの反応が面白く、好感触です」と羽生さんは振り返ります。