サッカー・J1のヴィッセル神戸は、新シーズンの公式戦を目前にした5日、必勝祈願や自治体などへの表敬訪問、神戸市内でのプロモーション活動などで、J1リーグ戦3連覇やアジアクラブナンバー1という目標達成に向けて奮闘を誓った。
同日午後、斎藤元彦・兵庫県知事への表敬訪問には、吉田孝行監督、FW大迫勇也選手と、クラブを運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社の千布勇気代表取締役社長が出席し、新シーズンへの意気込みなどを語った。
![](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2025/02/250205_v01-1024x759.jpg)
吉田監督は「みなさんの声援が結果として出たシーズン」と、県民の応援に感謝の思いを述べた。チームは約1か月間、キャンプなどで調整してきたが、「沖縄キャンプを1日に終えたばかり。(沖縄と神戸は)気温差があり、調整が難しい。しっかりアップしないとけがをする」と、この冬一番とされる寒波の襲来で寒さが増すなか、来るべき公式戦に向けてコンディション維持に慎重を期していた。
今年も主軸として期待される大迫選手は「これからも元気を与える試合を。3連覇を目指し1点でも多く取りたい」と抱負を語った。また、千布社長は「兵庫のシンボルとして3連覇へのミッションがある」と意気込みを見せた。
一方、斎藤知事は、「ヴィッセルの活躍で元気をもらっている。2023年からの連携協定も、さらに(取り組みを)強めたい」と述べ、「15日から(J1は)開幕だが、その日は観戦に行く。開幕戦はアドレナリンが出るから、調整はしっかりと」と、吉田監督らを激励した。
今回の表敬訪問では、県からヴィッセルに対して、「昨年のJ1リーグ2連覇と天皇杯優勝の2冠を称えるとともに、震災30年の節目に、これまでの創造的復興の歩みを共にしてきたこと」に対して、県最高位の表彰である「誉」賞が贈呈された。スポーツ、文化、芸術等の分野において、県民の個人・団体の栄光を讃える同賞は、これまでに2団体、36人が受賞。最近では2021年7月に、柔道の阿部一二三・詩の両選手が受賞している。
![](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2025/02/250205_v04-1024x759.jpg)