“道具競技”のゴルフ 日本人にとって強み? 未来見据えた「業界の課題」と「次世代へのアプローチ」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“道具競技”のゴルフ 日本人にとって強み? 未来見据えた「業界の課題」と「次世代へのアプローチ」

LINEで送る

この記事の写真を見る(5枚)

 2021年、松山英樹選手がマスターズで優勝したことは未だに鮮明な記憶として脳裏に刻まれている人も多いのではないでしょうか? このことは、ゴルフ業界にも大きな衝撃を与えたといいます。

 今回はゴルフ商品の販売や買取事業を展開する株式会社オレンジスペースの代表取締役社長・宗部洋明氏と同社でゴルフパートナー事業部部長・田井宏樹氏が、神戸のラジオ番組にてこの歴史的な瞬間を振り返りつつ、「日本人の道具使いの巧みさ」と「ゴルフ業界の未来」について語りました。

ゴルフの未来はどうなる?

☆☆☆☆

「『ゴルフは日本人でも世界一になれる』と松山選手が言っていた」と話すのは、同番組のパーソナリティーでスポーツ実況の経験豊富なフリーアナウンサー・田中大貴氏。

「自分との勝負・一人でいくらでも練習できる・可能性はある」と松山選手の名台詞を挙げ、「ほんまに勝ちましたからね」と田中氏。これに対して宗部氏は「(日本人が優勝するのは)絶対に僕が生きてる間は無理やと思ってました。泣きましたね、あれは。アジア人は勝てないって言われてたんで」と振り返り、松山選手の勝利が業界に与えた衝撃を語りました。

(左から)パーソナリティーの田中大貴氏/株式会社オレンジスペース ゴルフパートナー事業部部長・田井宏樹さん/株式会社オレンジスペース 代表取締役社長・宗部洋明さん/パーソナリティーの林歳彦氏

 番組の中で注目されたのは田中氏による「道具を使う競技」についての見解。「野球にしてもゴルフにしても、アジア人は無理って言われていた。だが、完全に概念覆される時代になりましたね」とした上で、勝てたポイントは“道具を使っている”ということだと分析。「世界大会に行くと日本人がいかに『道具を使うのがうまい』とか『作戦を立てるのがうまい』っていうのがよくわかる」と述べ、実況を通じて感じた“ギア競技”における日本人の強さを指摘しました。

「日本人にとって、アメフト・ラグビー・サッカーのようなフィジカルコンタクトだけの、いわゆる“ギアを使わない競技”は難しい。だけど、ギア競技なら世界でもトップに立てる。(一球一球)間があるし、サインを出してサインプレーで考える時間がある。テニスのようにギアを使ったうえ、ネットで隔てられた環境下での競技だとより強さを発揮する」(田中氏)

日本人の「得意」を発揮しやすいテニス

 宗部氏や田井氏もこの見解に共感。「ほんまや! すごいですね、その理論」「これは(営業で)使えるで」とコメントし、盛り上がりを見せました。

LINEで送る

関連記事