昨年11月、全国のバーテンダーが腕を競う大会で、神戸のバーテンダーが優勝・準優勝に輝きました。そんな凄腕が揃う神戸のバーは、以前から諸外国との交流の場として親しまれ、発展したといわれています。その港町で、最近話題なのが、夕食前の時間帯にちょっとバーに寄る“早がけバー”です。神戸でのバーの楽しみ方について、神戸観光局の担当者に話を聞きました。

「神戸港開港をきっかけに西洋文化が取り入れられるようになった神戸では、諸外国との交流の場としてバーやジャズミュージックが発展したといわれています。当時は、海外からやってきた船員が集うバーが数多く存在したそうです。そういう港町だからこそ発展した神戸のバー文化は、ほかの都市と違う特長があると思います」
そう語るのは、一般財団法人神戸観光局観光部の課長・宇野真由美さんです。
市街地をはじめ、数多くの店があり、個性的なバーテンダーも目白押しの、神戸のバー。そこでいま、新たな楽しみ方として、“早がけバー”が注目されています。
その魅力について、まず、夕食前の時間帯に食前酒として行くことで、バーテンダーとゆっくり話ができると、宇野さん。そこでバーテンダーの人柄に惹かれることでリピーターになるという人も多いことから、「バーテンダーを知ることでバーの扉が軽くなる」といいます。
また、まちのコンシェルジュのように、バーでお酒を楽しんだあとの夕食におすすめのおいしいお店を聞くことができるのもポイントだそうです。

神戸のバーは、夕食前の早い時間帯から開いている店が多く、平日でも午後3時から午後5時の間に開けるところもたくさんあり、早いところでは正午から開いているバーもあるそう。平日、仕事終わりに軽く飲みに行ったり、休みの日の午後にのんびり行ったりするのもおすすめとのことで、「この機会にぜひ神戸のバー文化を体験してほしい」「肩ひじ張らず、バーのおもてなしと空間を気楽に楽しんでみてください」と、宇野さんは話していました。
なお、神戸のバーに関するQ&Aは、神戸の夜の観光情報を紹介するサイト「コウベdeナイト」に掲載されています。神戸市内の観光案内所(三宮、北野、新神戸)や同サイトで紹介されているバーには「KOBE BAR MAP2025」の冊子が置かれているほか、ウェブ上でもそのデジタル版が公開されています。

※ラジオ関西『サンデー神戸』より
(2025年2月2日放送)
【コウベdeナイト】バーページ
【KOBE BAR MAP2025】
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