2025年に開催される大阪・関西万博で大規模なEVバス導入が決定し、「未来の公共交通の在り方」に大きな注目が集まっています。
EVバスの魅力とその社会的意義について、株式会社EVモーターズ・ジャパン(福岡県北九州市)の森昭夫さん・藤田和宏さん・奥野稜章さんが神戸のラジオ番組にて語りました。

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このたび万博で150台のEVバスを納車することが決まった同社。商用EVを中心に複数の事業を展開するスタートアップ企業として、今後のEVバスの普及に大きく貢献することが期待されています。
EVバスは従来のディーゼル車に比べ部品点数を約3分の1に削減することができるため、維持費を大幅に抑えることができるのだとか。 これに紐づく技術的な利点について、森さんは「整備面がディーゼル車とは違います。また、EV車はモーターで動くので『オイルを使わない』という点などもかなり差が出るのでは」と話します。
EVバスは1回の充電で約200キロメートル走行可能だといいます。森さんは「街の中を走る分には、全く問題ないレベルです」と、その実用性を強調しました。

魅力はそれだけにとどまらず、乗り心地などの“快適性”にも注目が集まっています。
「電車に乗っているようなイメージで、振動や匂いの問題がないのが特徴。小さな子どもを連れている方や、お年寄りの方でも利用しやすいと思います。EVバスは単なる移動手段としてだけでなく、公共交通機関としても魅力的な選択肢となるはず」と藤田さんは語りました。
