掛け声としてよく使われる「いっせーので」。言い方は地域によってさまざまで、由来も諸説あるがまだまだ謎は多い。関西を中心に活躍するお笑いコンビ「はるかぜに告ぐ」が、それらの謎を紐解きながら紹介した。

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●言葉の由来
【フランス語から誕生した】説
「イッセー」はフランス語で「引き上げる」という意味を持つ。日本の海軍が、フランスの海軍とボートを引き上げるときの号令から誕生したと考えられている。
【塞ノ神(さいのかみ)から誕生した】説
神様の名前から誕生したともいわれている。「塞ノ神の力を借りたい」という言葉が「さいの来い」に変換され、「せーの」に変化したのだという。九州の一部では「いっせーので」を「さんのーがーはい」「せーのがさんはい」など、塞ノ神を想起させる言葉で言うのだとか。

●地方で変化する「言い方」の一例
【関西】いっせーのーで
【東京】いっせーのせ
【鹿児島】いっちゃのーがせい
これについてはコンビ間でも相違があり、東日本生まれのといろは「いっせーのーせ」、西日本生まれのとんずは「いっせーのーで」と主張した。
複数人数で親指を立てて遊ぶ“親指ゲーム”の掛け声も「いっせーので」だが、これも地域で違いが生じる。とんずはこのゲームの掛け声について詳しいらしいが、その理由を「いろんな出身地の男性と付き合ったから」と明かした。
※ラジオ関西『Clip火曜日』より
(2025年4月8日放送回)



