サマンサ・アナンサが解説『ドラァグクイーンになる方法』 コロナ後の業界事情やジャンルなども紹介 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

サマンサ・アナンサが解説『ドラァグクイーンになる方法』 コロナ後の業界事情やジャンルなども紹介

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 ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。ドラァグクイーンについて知りたいというマリンが、サマンサにさまざまな質問を投げかけた。

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ 
ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ 

 まず最初にマリンが投げかけたのは、「ドラァグクイーン」という名称の由来に関する疑問。サマンサは諸説あるとしつつも、「『ドラァグ』は長いドレスの裾を引きずる様子(=drag)が語源といわれている」と解説。

「ちなみに、私は人生をひきずってます」とおどけると、マリンは笑いながらも「なるほど!」とダジャレに感心していた。

 続いての質問は、「ドラァグクイーンになる場合、まず何からはじめればいいか?」というもの。

「学校で学ぶようなものではないから、発端はそれぞれ自由でいい」と回答したうえで、「メイク、衣装、スタイリングなど、自分から醸し出せるに越したことはない。とりあえず自分でやってみるのがはじまりでいいと思う」と話した。

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリン
ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ(左)とネオ昭和アーティストの阪田マリン(右)

 そもそも、周囲のマネをするドラァグクイーンはあまりいないようで、「『あの子よりももっと派手にいこう』『あの子があの路線でいくなら私はこっちでいこう』とか、いい意味で攻め合いをする」と、サマンサ。さらに、「正解がわかっていたら私も苦労していない。ぬかるみにはまって抜け出せない」と付け加えた。

 国内のドラァグクイーン分布についても言及し、「エリア的には大阪・東京のほかに、意外と名古屋も多いイメージ」「関西にドラァグクイーンは20~30人はいると思う」と紹介した。

 メイクのコツについては、「ライティングが命」と断言。「小顔矯正をするかのように凹凸を作ったり、陰影を作ったりするのが基礎で、そうするためにライティングが必須」だという。次に大事なのはアイメイクで、サマンサいわく、「1番個性が出る部分」なのだとか。

 サマンサの素顔について、「パーツがかわいい」とマリンが褒めると、サマンサは「鼻は高いでしょ。鼻とヒールは高いけど、ギャラは安い」と言って笑いを誘った。

 サマンサによると、コロナ禍を経て、ステージに立たないが自宅でだけドラァグクイーンのメイクをする人、YouTubeなどの動画内でのみドラァグクイーンとして活動する人などが登場し、時代とともに多様化しているという。

 ジャンルについても、「メイクアップアーティスト系やインフルエンサーなどのジャンルも出てきている」と述べた。

 最後に、“いい男の見分け方”について尋ねられたサマンサは「私が知りたいわ!」とコメントし、マリンを笑わせていた。

(文=バンク北川 / 放送作家)

※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年4月10日放送回より


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