世界文化遺産・平等院(京都府宇治市)の藤が咲き始めた。

平等院の藤は、色の鮮やかさ、香りの良さ、房の長さの三拍子が揃うことで知られる。藤の穂先が1.8メートルまで伸び、地面に着くほどになるということから「砂ずりの藤」と呼ばれる。

樹齢約300年の古木が4株。例年どおり約1万6000房の藤が花を咲かせるという。
平等院の神居文彰(かみい・もんしょう)住職は、「社会の混乱、分断が危惧される中、他者を傷つけるのではなく、目に見えない“つながり”を大切にすることを教えてくれるのではないか。私たちは人とのつながりの中でしか、生きていくことはできない」と説く。

同月中旬までは境内に遅咲きの桜も見られたが、現在は藤が主人公に。 見頃は4月いっぱい。




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