世界遺産・平等院 平安の雅 藤の開花、香り漂う…「今こそ、人とのつながり感じて」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

世界遺産・平等院 平安の雅 藤の開花、香り漂う…「今こそ、人とのつながり感じて」

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世界文化遺産・平等院(京都府宇治市)の藤が咲き始めた。

平等院・表門のダルマ藤 咲き始めに〈2025年4月17日午前〉※撮影・ラジオ関西コンテンツクリエイト局・ニュース部

 平等院の藤は、色の鮮やかさ、香りの良さ、房の長さの三拍子が揃うことで知られる。藤の穂先が1.8メートルまで伸び、地面に着くほどになるということから「砂ずりの藤」と呼ばれる。

気温上昇とともに開花が進み、藤の茎は60センチほどに〈2025年4月21日撮影〉※画像提供・平等院

 樹齢約300年の古木が4株。例年どおり約1万6000房の藤が花を咲かせるという。

 平等院の神居文彰(かみい・もんしょう)住職は、「社会の混乱、分断が危惧される中、他者を傷つけるのではなく、目に見えない“つながり”を大切にすることを教えてくれるのではないか。私たちは人とのつながりの中でしか、生きていくことはできない」と説く。

 同月中旬までは境内に遅咲きの桜も見られたが、現在は藤が主人公に。 見頃は4月いっぱい。

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