突然ですが、魚へんの漢字や相撲の決まり手がいろいろと載ってたり、ありがたい言葉や格言などが1周ぐるりと描かれてたりする湯呑みがありますよね。
このシリーズに、歴代総理大臣の顔と名前が描かれているものがあります。それは、首相が変わるたびに載せる顔がどんどん増えていくので、「余白スペースがなくなったらどないするんかな?」と気になったことがありまして。以前、この湯呑みを作ってはる山志製陶所に取材したことがあるんです。
担当の方は、「顔と名前でいっぱいになってきたら『歴代首相漫像』というタイトル部分の文字などを小さくして、今後も歴代の総理大臣の顔を描くスペースをつくりますので大丈夫です」と説明してくださったのですが……。
じつは、またまた気になることが出てきました。


私の手元には徳川15代将軍が描かれた湯呑みもあって、歴代総理大臣のものと同じく、将軍の顔と名前、簡単な紹介文が順番に描かれているんです。

初代・徳川家康さんからはじまって、2代目、3代目と順々に描かれているのですが、なんと、15代目・慶喜さんの横には総理大臣の湯呑みと同じように何も描かれていない真っ白な余白スペースが空いているんです。


えっ!? 15代の慶喜さんで江戸幕府は終わりやったんとちゃうの!?
この謎のスペースには、次に誰が載るん?
明らかに何かを描こうとするような余白があるので、またまた山志製陶所に聞いてみました。






