国王としてナショナルデー初参加、デンマーク 北欧の強い共同体を発信 大阪・関西万愽

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 デンマーク国王・フレデリック10世が、4月24日に行われた大阪・関西万博のナショナルデーに参加した。

大阪・関西万博 デンマークナショナルデー〈2025年4月24日 大阪市此花区・夢洲「レイガーデン」〉
フレデリック10世・デンマーク国王(左)、羽田浩二・日本国際博覧会政府代表

 ナショナルデーは世界の国や地域、国際機関が日替わりでセレモニーやショー、コンサートなどを開く重要行事。

 国内外から賓客や一般の来場者を招く。多くのVIPが来場しているナショナルデーで、国王自身が参加したのはデンマークが初めて。

ナショナルデーでスピーチするフレデリック10世・デンマーク国王〈2025年4月24日 大阪市此花区・夢洲「レイガーデン」〉

 フレデリック国王は、今回の来日で皇居・御所に招かれ天皇、皇后両陛下と夕食を共にし、広島では平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。

大屋根リングから大阪・関西万博会場を見渡すフレデリック10世・デンマーク国王〈2025年4月24日 大阪市此花区・夢洲〉

 ナショナルデーでのスピーチで、2005年の愛知万博に訪れたことに触れたフレデリック国王は、「万博は相互理解と文化交流を促す場であり、グローバル協力のために今なお極めて重要」と話した。

日本館を訪れたフレデリック10世・デンマーク国王〈2025年4月24日 大阪市此花区・夢洲〉

 さらに、日本とデンマークの外交関係は、1867年の修好通商航海条約締結から150年以上の、長い友好関係を育んでいることから、「私たちは、パビリオンで環境に優しい都市設計と循環型社会の構築、革新的なソルーションを展開している。私たちは自国の経験を共有しながら、常に国外からの新たなインスピレーションを求めている。例えばデンマークの職人家具には、日本の美意識、簡素さ、自然素材への敬意が深く影響を与えている」と述べた。

デンマークと日本のルーツを持つシンガーソングライター ミイナ・オカベ
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