デンマーク国王・フレデリック10世が、4月24日に行われた大阪・関西万博のナショナルデーに参加した。


ナショナルデーは世界の国や地域、国際機関が日替わりでセレモニーやショー、コンサートなどを開く重要行事。
国内外から賓客や一般の来場者を招く。多くのVIPが来場しているナショナルデーで、国王自身が参加したのはデンマークが初めて。

フレデリック国王は、今回の来日で皇居・御所に招かれ天皇、皇后両陛下と夕食を共にし、広島では平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。


ナショナルデーでのスピーチで、2005年の愛知万博に訪れたことに触れたフレデリック国王は、「万博は相互理解と文化交流を促す場であり、グローバル協力のために今なお極めて重要」と話した。

さらに、日本とデンマークの外交関係は、1867年の修好通商航海条約締結から150年以上の、長い友好関係を育んでいることから、「私たちは、パビリオンで環境に優しい都市設計と循環型社会の構築、革新的なソルーションを展開している。私たちは自国の経験を共有しながら、常に国外からの新たなインスピレーションを求めている。例えばデンマークの職人家具には、日本の美意識、簡素さ、自然素材への敬意が深く影響を与えている」と述べた。







