1970年大阪万博がミナミの地下に出現…!地下街「なんばウォーク」(大阪市中央区)で、懐かしい大阪万博を振り返るイベントが開かれている。大阪万博の各パビリオンの写真やコンパニオンのユニフォームなどを展示しているほか、大阪万博と開業当時の地下街をテーマとしたトリビアの紹介も。コンパニオンになれる顔出しパネルもあり、多くの人が足を止めてもう1つの万博を楽しんでいる。

なんばウォークの前身「ミナミ地下センター虹のまち」は、大阪万博の開幕が9日後に迫った1970年3月6日に開業。以来、憩いの地下街として市民や観光客に愛されてきた。
イベントはなんばウォーク2番街の「クジラパーク」を中心に開催。パネルでは、70年万博の様子を伝える写真のほか、「大阪万博の会場は、甲子園球場の何倍の広さだった?」「最大の呼び物は、アメリカ館に展示された何だった?」など、トリビアをクイズ形式で紹介している。


「虹のまち」トリビアでは、今では実現が難しそうな、かつての夢あふれる取り組みを披露。開業当初から営業を続けている飲食店などのロングセラー商品が分かるコーナーもある。
なんばウォークの227店のうち、約30店が虹のまち開業時から営業を継続しており、クジラパーク近くに支店を構える老舗喫茶店「心斎橋ミツヤ」もその1つ。当時、同店の開発室長として出店に携わった小儀俊光会長(82)は、大阪万博について「会場にあったバイキング形式のレストランに驚いた。飲食業に携わる身として学ぶべき点が多かった」と思い出を語り、「いろいろな世代の人に今回のイベントを楽しんでもらえたら」と話した。

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