「打ち合わせ」の“打つ” どういう事? →言葉のルーツは音楽だった 「やたら」「千秋楽」にも関連 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「打ち合わせ」の“打つ” どういう事? →言葉のルーツは音楽だった 「やたら」「千秋楽」にも関連

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「前もって相談すること」を意味する「打ち合わせ」。我々現代人は「会議するまではいかないものの、軽く話し合いの場をもうける」というニュアンスで使うことが多いと思います。

 ですが、ここでひとつ疑問が。打ち合わせの“打つ”とは一体なんなのでしょうか?

☆☆☆☆

 調べてみると、言葉の発生は日本の古典音楽である「雅楽」に関係しているようです。

打ち合わせの語源には、雅楽が関わっている?

 日本芸術文化振興会の文化ライブラリーによると、雅楽において京都・奈良・大阪の“三方楽所”が集まって演奏するときに「細かな演奏法の違いを調整するため、まず打楽器から約束事を決めたこと」が言葉の由来とされているのだとか。

 雅楽は和楽器を使用するため音合わせが難しいと言われています。息の合った演奏をするための“ガイド”となるのが、打楽器から繰り出される拍子なのだそう。

 “打”楽器に“合”わせて演奏することから『打ち合わせ』という言葉が生まれ、これが『物事がうまく合うようにする』という意味に発展し、現在の意味合いに変化したようです。

雅楽で使用される打楽器

 同会によると「雅楽を語源に由来する言葉は、ほかにも数多くある」とのこと。

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