斎藤元彦・兵庫県知事のパワーハラスメントなどの疑惑を告発した元県民局長の男性に関するプライベートの情報が漏えいし、一部の週刊誌や特定人物のSNSに流出した問題で、調査した第三者委員会が13日、「流出した情報はいずれも県の保有する情報と同一とみられ、県職員が情報を漏らした可能性が極めて高い」とする調査結果を公表した。

一方、情報を漏えいさせた人物については「特定できなかった」と述べるにとどまった。
また、情報漏えい自体は公益通報に当たらないとした。
この問題は、昨年(2024年)11月、政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏が、男性の公用パソコン内に保存されていたプライベート情報とみられるデータをSNS上に公開、拡散したことが発端。

第三者委は▼公開されたデータが県の保有情報と同一のものか▼情報漏えい自体が公益通報に該当するかどうかを調査していた。

第三者委は県との共同会見で、SNSなどにアップした人物について「推測はできると思うが、県としては言えない」とし、立花氏への聴取については、「漏えいした者の探索になる恐れがある」として行わなかったという。県は同日、容疑者不詳のまま、地方公務員法の守秘義務違反容疑で、兵庫県警に告発状を提出した。

この件について立花氏は13日、「兵庫県の職員が情報提供した」と明かした。





