ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。サマンサが、マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブといった先輩ドラァグクイーンとの出会いやその素顔について紹介した。

ミッツ・マングローブが所属する音楽ユニット『星屑スキャット』の20周年ライブを見に行ったというサマンサ。3時間に及ぶ公演で、サプライズゲストにマツコ・デラックス、ナジャ・グランディーバが出演するという豪華なライブだったそうだ。
「3時間の公演が終わったあと、トイレの行列がすごかった」とサマンサ。さらに、「星屑スキャットさんはこれから全国をめぐりますが、まだチケットを買える地域もあるみたい。行かれる方は、お手洗いの場所を確認して行っていただきたい」と呼びかけた。
マリンから「ミッツさんと初めて会ったのはいつですか?」と尋ねられると、「2005年からドラァグクイーンとしての活動をはじめて、このあたりの時期に公園で会った」と回答。これを聞いたマリンは、「講演会じゃなく? 公園?」と驚いていた。

サマンサがミッツに出会ったその日は、ドラァグクイーンの先輩が大阪・扇町公園で野外啓発イベントを行っていて、全国からドラァグクイーンが集まっていた。そこで準備をしているミッツにあいさつに行ったのが初めての出会いだったという。
第一印象については、「なんか……『何なんこの人』と思ったけど」と笑いながら話すサマンサ。
ミッツ自身も「私は第一印象がそんなによくない感じだけど、ごめんなさいね」と言っていたそうで、「いまになって、『変に着色したイメージ作りをしない方だな』と思う。最初がそんな感じやったから、年々ミッツさんに対する思いがよくなって、『この先輩、奥が深いな』と感じるようになっている」と明かした。
松竹芸能に所属しているサマンサは、事務所に入るときにもミッツの影響が大きかったという。
「松竹芸能入りについて相談したとき、ナジャ・グランディーバさんも『いいんじゃない』と言ってくれていたけど、普段から距離感が近すぎて他人事みたいに聞いていた。ただ、最後にミッツさんに『腹くくんなさいよ』と言われたのがきっかけになった。あのひと言がなかったら、松竹芸能に連絡してなかったと思う」と、裏話を明かした。
マリンは、「いまのサマンサさんがあるのは、ミッツさんのひと言の影響が大きかったんですね」と感心した様子で話していた。





