久元喜造・神戸市長、4選目指し出馬表明「国際化への可能性、神戸のステージ上げる」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

久元喜造・神戸市長、4選目指し出馬表明「国際化への可能性、神戸のステージ上げる」

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 任期満了に伴う神戸市長選挙(10月12日告示、同26日投開票)に、現職の久元喜造市長(71)が4選を目指して出馬する。10日の市議会本会議閉会のあいさつで、正式に表明した。

10月の神戸市長選挙への出馬を表明する久元喜造氏〈2025年6月10日 16時22分撮影 神戸市中央区〉

 久元氏は「神戸市政の継続性を維持し、変革の流れを止めないために、現在の3期目は、新型コロナウイルス対応という、阪神・淡路大震災以来の危機に対応、ワクチン接種回数の確保や、医療体制の強化に全力を注いだ。コロナ終息後は、中長期的立場で神戸の街の成長・発展に向けて積極的に取り組んだ。都心・三宮とウォーターフロントの開発で、新たな風景や賑わいを生んだ。神戸空港の国際化は、世界に開かれる街として飛躍する可能性を手にした。この好機を逃さず、神戸を新しいステージに押し上げ、新たな国際都市へ進化させることが重要」と述べた。

そして、「これまでの3期12年、決して短い期間ではない。任期が長くなることについて、迷うこともあった。市長として、予期せぬ災害時の対応などに常に緊張感を持ち続けられるのか、自分自身を客観視して、長期の弊害を生まずに初心に返り、新しい神戸の街のありようを考えて、8〜9月に政策を発表したい」と話した。

 これまで同様、無所属での出馬となるが、自民、立憲民主、公明、国民民主の各県連に推薦依頼を出す。

「やはり神戸が好きだから 飛躍の街を創りたい」報道陣の取材に応じる久元氏〈2025年6月10日 17時11分撮影 神戸市中央区〉

 久元氏は神戸市出身で東大法学部を卒業後、1976年に旧自治省(現総務省)に入省した。自治行政局長や神戸市副市長などを経て2013年の市長選で初当選し、現在3期目。

 神戸市長選には、会社社長の木島洋嗣氏(50)が無所属での立候補を表明している。

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