多くの世代で愛されている立体パズル「ルービックキューブ」。我々がよく見かけるものは6色構成ですが、その“常識”をくつがえすルービックキューブが話題を呼んでいるといいます。一体どんなものなのか、青森県の観光政策課の担当者に話を聞きました。
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件のアイテムは「アオモリックキューブ」。面それぞれに青森県で収穫されている6つのリンゴ(ふじ・紅玉・ジョナゴールド・世界一・陸奥・千雪)が描かれており、なんと見た目は“全面赤”というもの。
担当者によると「青森の“青”だけ」「ねぶた絵」などの案もあったそうですが、投票などの結果リンゴが選ばれたとのこと。
昨年10月の販売は県内限定で発売でしたが、それ以前からSNSにアオモリックキューブの投稿をしていたところ、想像以上の反響があり1000個が1か月程で完売。そして今年、2025年は青森県でリンゴが植栽されてから150周年である事や、昨年手に入れられなかった人に向けて全国で再販が決まりました。
クリアの難易度はかなりのものだそうで、「全面成功した職員は片手に収まる程度しかいないです。ちなみに私は揃えられません(笑)」と担当者。各面に設定されたリンゴは「知名度があってある程度見た目でも分かるような品種が選ばれている」との事。例えば千雪は雪が降っているような白い模様が特徴で、「紅玉」は赤の中でも黒っぽいのだとか。
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購入者からの感想は「難しすぎる」「揃えられる気がしないのでオブジェにしてる」といったものから、「あるだけで可愛い」などさまざまだといいます。触れる機会があれば、チャレンジしてみるといいかもしれません。
(取材・文=濱田象太郎)
※ラジオ関西『Clip』2025年6月17日放送回より




