“タクシー×ベーカリー”で伝える「神戸の魅力」 パン好きの心くすぐるユニークな観光サービスとは? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“タクシー×ベーカリー”で伝える「神戸の魅力」 パン好きの心くすぐるユニークな観光サービスとは?

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 海・山の自然と異国情緒が同居する街「神戸」。国内外から多くの観光客が訪れ、それにともないアミューズメント施設や飲食店・ホテルなど続々と新たなスポットが誕生しています。グルメも豊富で、特に「パン」に関しては全国的にも有名。こうした神戸の魅力を伝えるべく多彩な観光サービスがある中、“パンの聖地・神戸”をフックにしたユニークなタクシーサービスが存在することを聞きつけた筆者。一体どんなものなのか調べてみました。

パンをメインに神戸をめぐるタクシーサービスとは?

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 パンにフォーカスしたサービスを展開するのは神戸観光タクシーポートグループ(神戸市長田区)。所属ドライバーたちはタクシー送迎だけでなく、“神戸の案内人”としての役割も意識しているのだとか。

 さて、同社が提供し注目されているのが「パンシェルジュと行くパン巡りコース」なるもの。ちなみにパンシェルジュとは、言うなれば“パンのソムリエ”。全国に7万5千人ほど存在するそうです。なんと同社には1級を持つ「マスター」1名と2級を獲得した「プロフェッショナル」2名が在籍しており、“めくるめくパンの世界”へ観光客をいざなってくれるといいます。

「神戸は市内に約200のベーカリーがあり、パンの激戦区とも言われています。パンに精通したパンシェルジュが『絶対外せないお墨付きの店』を紹介し、実食するところまでお供します」と同社の曽我さんは説明しました。

パンシェルジュが同行し、神戸の絶品パンを存分に味わえる

 神戸に訪れたらパン巡りだけでなく、最近では淡路島もおすすめだと曽我さん。「“淡路島と言えば”のたまねぎや海鮮などのおいしい食材、大自然を楽しめます。さらに足をのばせば世界三大潮流のひとつ『鳴門のうずしお』にも。観潮船でギリギリまで近づくアクティビティもあり、その眺めは圧巻です」と力説しました。

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 いま、神戸の良さを伝えるための取り組みに、多くの地元企業が力を入れ工夫を凝らしています。新たな角度や視点で神戸に触れることで、「まだ知らなかった魅力」を発見できるかもしれませんね。

神戸の人気観光スポットのひとつ「北野エリア」

(取材・文=迫田ヒロミ)

※ラジオ関西『Clip』2025年7月2日放送回より

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