日本三大祭のひとつ、京都・祇園祭は16日夜、前祭(さきまつり)の宵山(よいやま)期間を終えた。


京都市の四条通などでは14〜16日にかけて、17日の山鉾巡行に参加する23基の山鉾が立ち並び、駒形提灯の優しい灯りが照らされた。
大阪・関西万博の開催も重なり、例年にも増して外国人観光客で賑わった。

前祭の山鉾巡行は、長刀鉾を先頭に午前9時に山鉾23基が四条通、河原町通、御池通の順に連なってゆく。


1番の長刀鉾(なぎなたぼこ)は鉾頭に疫病邪悪を祓う大長刀を付けていることに由来し、“くじ取らず”とされ、毎年、宵山でも多くの観光客に見守られながら、巡行の時を待つ。

長刀鉾は、1225(嘉禄元)年に三条小鍛冶宗近の長刀を鉾に掲げたのが始まりとされ、今年(2025年)は創建800年となる。






