兵庫県播磨町では、秋の恒例イベント「大中遺跡まつり」が10月4日(土)に大中遺跡公園や県立考古博物館などで開かれます。1990(平成2)年に始まり、今年で33回目を迎えます。
会場では、ヒメミコの古代行列や火起こしの儀といった歴史を感じられる催しのほか、吹奏楽の演奏、指定文化財の獅子舞、地元グループのステージなど、多彩なプログラムが予定されています。
また、県内外の文化施設などが出展するエリアでは、石斧を使った丸太加工や江戸時代の本づくり、勾玉消しゴムや粘土のミニチュア縄文土偶づくりなど、古代体験コーナーも設けられます。古代衣装“貫頭衣(かんとうい)”を身につけて、弥生時代の人になりきって写真を撮れるスポットも登場します。
当日は、播磨町ふるさとPR大使の俳優・望月雅友(もちづき・まさとも)さんのほか、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も来場する予定です。
「第33回大中遺跡まつり」は午前9時から午後4時まで(古代体験ブースは午前10時~午後3時)、入場は無料です。小雨決行、荒天時は中止となります。
会場隣接の駐車場は利用できないため、JR「土山駅」や播磨町役場(山陽電鉄「播磨町」駅近く)などと会場を結ぶ臨時の無料巡回バスの利用が呼びかけられています。
初回から火起こしの儀に携わってきたという大中遺跡まつり企画協議会の会長・増田進司さんは、「このまつりは、本物の弥生時代の遺跡であり、国の史跡で、住居跡が建っている大中遺跡を舞台にしている。当時の暮らしを体験できる催しも数多くある。歴史好きはもちろん、大人も子どもも楽しめるので、ぜひ来てほしい」と話しています。





