若い世代をはじめ、まちの銭湯をもっと多くの人に利用してもらおうと、神戸市では銭湯を巡るスタンプラリーイベントが、10月31日まで開催されている。
今回のイベント「神戸銭湯スタンプラリー2025」は、スマートフォンを使って参加するデジタルスタンプラリー。市内27か所の銭湯のうち、9施設以上のスタンプを集め、アンケートに回答すると、参加賞を受け取ることができるというもの。全施設を制覇した参加者にはオリジナルバスタオルが贈呈される。さらに、抽選で、神戸ビーフや灘のお酒、ヴィッセル神戸観戦ペアチケット、有馬温泉宿泊クーポンなどの記念品が贈られる。
対象となるのは、市内在住・在勤・在学の18歳から49歳までの人。
神戸市健康局環境衛生課によると、市内の銭湯は、家庭の風呂の普及や後継者不足により減少傾向にある。こうした状況を踏まえ、銭湯の利用が少ない世代に施設を知ってもらい、関心を持ってもらうことを目的に、令和5年(2023)度からスタンプラリー事業を実施している。
昨年の実施では、あまり銭湯を利用したことのない参加者から「家庭の風呂より広く快適」といった声や、銭湯の利用者同士の交流を喜ぶ声が寄せられたという。継続を希望する意見も寄せられていた。
神戸市の担当者は銭湯の魅力について「広い空間でリラックスでき、見知らぬ人とのコミュニケーションも生まれること」と話す。
「神戸銭湯スタンプラリー2025」の詳細は、神戸市の公式サイトに掲載されている。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より






