神戸・南京町で「中秋節」 4~6日開催 本高砂屋の「現代の名工」シェフらによる特別メニューも登場 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸・南京町で「中秋節」 4~6日開催 本高砂屋の「現代の名工」シェフらによる特別メニューも登場

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 中国の伝統行事を祝う催し「第28回 中秋節」が神戸の中華街、南京町(神戸市中央区)で10月4日(土)~6日(月)の3日間、開かれる。春節祭に次ぐ南京町の代表的なイベントで、獅子舞などが華やかに披露されるほか、名シェフ2人による一夜限りのスペシャルメニューも登場。あわせて、お得な抽選会や南京町各店舗によるフェア「特別感謝祭」も実施される。

神戸・南京町の「中秋節」(2022年)=南京町商店街振興組合提供

 中秋節とは、旧暦の8月15日(今年は10月6日)に月を愛で、秋の収穫を祝い、地の神様を祀る節句。この時期の満月は1年でもっとも円形に近いとされ、中国では親しい人に月餅を贈る習慣があるという。

 4日と5日は午前11時半から南京町広場で獅子舞や太極拳、舞踊、音楽などを次々に上演する。中秋当日の6日午後5時からは、特別企画「月光厨房(ムーンライトキッチン)」を開催。神戸の老舗菓子店「本高砂屋」元シェフで、「現代の名工」を受賞した高杉良和さんと、日本中国料理協会本部理事の亀島新次さんによる特別な逸品が各100食限定で販売される。

神戸・南京町の「中秋節」(2022年)=南京町商店街振興組合提供

 高杉さんは、本高砂屋の看板商品であるきんつばと洋菓子がコラボした新スイーツ「きんつバスク」を考案。洋菓子の生地の中にきんつばのあんを入れて焼き上げたもので、同商品などを入れた「中秋特別本高砂屋セット」(1000円)を提供する。高杉さんは「秋に収穫される小豆やいも、ナッツ類を使って和洋折衷のお菓子にした。催しが盛り上がるよう精いっぱい頑張って作りたい」と意気込みを語った。

 亀島さんは「淡路牛ばら肉の柔らか煮 衣揚げ特製ソース」(同1200円)をつくり、会場でできたてを振る舞う予定だ。

「本高砂屋」元シェフの高杉良和さん
日本中国料理協会本部理事の亀島新次さん

 そのほか期間中、はずれなしのお得な抽選会「福球(ふくだま)」(1回500円)や月餅の販売、「中秋特別感謝祭」と題した南京町各店でのフェアなども行う。

 また中秋節に合わせ、コンビニ大手「ローソン」は、南京町の料理人が監修した総菜やスイーツなどのオリジナル商品を近畿2府4県の店舗で販売している。「玉子炒飯と肉団子」「酸辣湯=サンラータン=(ビーフン入り)」「マーラーカオ(栗あん)」など計7点。

「第28回 中秋節」とローソンの期間限定商品をPRする関係者ら(2025年9月24日午後、神戸市役所)
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