生活雑貨通信販売大手・フェリシモ(本社・神戸市中央区)は、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」をテーマにした絵本のデザイン画を、本社ビル2階の「FELISSIMO GALLERY」で展示している。

展示会は「ミャクミャク絵本展 ミャクミャク誕生ものがたり」と銘打ち、11月30日(日)まで開催。


会場では、ミャクミャクの生みの親、絵本作家・デザイナーの山下浩平さんのデザイン画約40点を初めて展示する。
山下さんは1971(昭和46)年、熊本市生まれ。小学6年時から神戸市須磨区に住み、兵庫県立明石高校を経て大阪芸術大学美術学科卒業。神戸でフリーランスとしてデザインやアート活動を始めた。阪神・淡路大震災後、元町で古着屋を営んでいたこともある。2000年から東京にデザイン事務所を立ち上げ、キャラクターなどのデザインや、絵本や児童書の創作活動を続けている。




大阪・関西万博の公式キャラクターは2022年3月、1898点の応募作品の中から選ばれた。
愛称の「ミャクミャク」は、全国から3万3000通以上の応募のうち、開幕1000日前となった同年7月18日に決定した。


山下さんとフェリシモとの出会いは約20年前。商品パッケージのデザインを依頼したのがきっかけだった。万博が開幕し、ミャクミャク人気はうなぎのぼり。会期終盤に差し掛かったある日、山下さんからフェリシモに「実は未発表の絵本があるんです」という話があったという。






