兵庫県朝来(あさご)市の藤岡勇市長が、このほど、ラジオ関西の生放送に出演し、雲海に浮かぶように見え『天空の城』と呼ばれる竹田城跡や、これからシーズンを迎えるブランド野菜『岩津ねぎ』など、地域の魅力について語った。

朝来市は兵庫県のほぼ中央に位置する但馬地域最南端のまち。京阪神から約1時間半から2時間、姫路から約1時間の距離にあり、藤岡市長は「都市部からちょうど良い距離。交通の要所にもなっている」と紹介。2005年に生野、山東、和田山、朝来の4町が合併し、2025年は市制20周年にあたる。
今の時期、市内にある竹田城跡には多くの観光客が訪れる。日中の気温が高く夜に冷え込むと放射冷却現象で濃い霧が発生。太陽が昇る早朝、城跡が雲海に浮かんだように見えることから『天空の城』と呼ばれる。10月末から11月末が見られるチャンスで「11月1日から3日までの三連休は5600人が訪れた」という。
さらに、来年(2026年)のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長が最初に城代となったのが竹田城。秀長ゆかりの地として市内でも盛り上がりを見せており、藤岡市長は「雲海の風景だけでなく、歴史の舞台となった竹田城跡にも注目してほしい」と微笑んだ。
自然に恵まれた朝来市だが、人口減少や少子高齢化、地域の担い手不足など、地方が抱える課題とほぼ共通した課題を抱えているという。そのため「安心して、妊娠、出産、子育てができる環境を充実させる取り組みをしている。特に、核家族化が進む中で地域のつながりを持ち、互いに助け合いながら安心して子育てができる環境を作っていきたい。製造業も盛んだが、人手不足も。今ある企業を守りながら、若者や女性も活躍できるようなまちづくりをしていく」と語った。

朝来市の特産品『岩津ねぎ』は、毎年11月23日に販売が解禁されるブランド野菜。江戸時代に生野鉱山で働く人たちの冬の食料確保のため栽培されたのが始まりで、根に近い白い部分から葉先まで柔らかく、鍋料理や天ぷらなどにして食べられている。時代に適応した品種改良や、但馬牛の堆肥や稲わらなどを活用した循環型農業で現代まで守り継がれ、2025年1月に『岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム』が日本農業遺産に認定された。




