ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)。「ロマンチストなあいつ」というテーマでメールを募集したところ、リスナーからさまざまなメッセージが寄せられた。
リスナーから寄せられたのは、「通っていた短大の卒業式の日に、友だちの彼氏が100本ほどのバラの花束を車に積んでやってきてプレゼントしていた」というメール。リスナーは「持たせて持たせて!」と言って記念写真を撮らせてもらったものの、自身はこうしたロマンチストとは縁のない人生だという。
メールの最後に書かれていた、「お2人はロマンチストな人は好きですか?」という質問に対し、「私は大好き」とマリン。一方のサマンサは「私はドン引きします。その人の距離感と場合による」と、対照的な反応だった。
20代のころに、友人のプロポーズを手伝った経験があるというリスナーからもメールが届いた。
彼女を現場まで連れてくる係と、プロポーズが成功した瞬間にクラッカーでお祝いをする係を用意し、リスナーは車を使用して照明と音響を担当。夜に彼女を連れ出し、タイミングを見計らって車のヘッドライトを点灯。安室奈美恵の『CAN YOU CELEBRATE?』を爆音で再生したのだそう。
曲が流れるなか、友人が「結婚してください!」と言うと、プロポーズは見事成功した。クラッカーが夜空に鳴り響き、みんなで胴上げをして祝福。「その夜の光景はまるでドラマのワンシーンのように、いまでも心に残っている」という。
このエピソードに対して、マリンが「いいですね。うらやましいです」とコメントすると、サマンサは「すっごい商業的なコメント。なんなん、その感じ」とつっかかっていた。
ちなみにマリンは、「40人規模で踊るフラッシュモブを大阪のまちなかで見たことがある」という経験談を明かした。
東京タワーのすぐ近くにあるバーで飲んでいたときの出来事にまつわるメールも寄せられた。
カップルの男性が、午前0時ちょうどに東京タワーにふっと息をかけて、ライトが消灯。まるでその男性が、ろうそくを消すようにして東京タワーの電気を消したかのような演出。これを目の当たりにしたリスナーは、「ほんとにやるやついるんだ!」と思ったのだという。
女性側はうっとりとしていたようで、「きっとあの2人はロマンチストだったんでしょうね」という文章で締めくくられていた。
これには、「ちょっと無理かも、私」と難色を示したマリン。「3、2、1、フー!」と消すときの様子を妄想して、「いや~、できへんできへん!」と言いながら笑っていた。
(文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年11月13日放送回より





