ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~。普段出演している阪田マリンが体調不良で欠席したため、ピン芸人の小林シャネルが代演を務め、昭和にまつわるメールを募集。懐かしい風景が多く寄せられた。
シャネルが最初に紹介したのは、平成生まれのリスナーが母親から聞いた昭和の思い出にまつわるエピソード。
母親には、昭和のころに愛用していたトースターがあり、それは食パンをセットしてからレバーを下げて焼く「ポップアップトースター」と呼ばれるもの。レバーが徐々に上がっていき、焼き終わるとチーンという音とともに食パンが飛び出すが、母親はその様子が大好きだったという。
シャネルは「このトースターが憧れだった」とコメント。話を聞いたサマンサは、「家で使っていたのは普通のトースターだったが、よく上にものを置いてドロドロに溶けていた」と懐かしんだ。
「上に置くといえば、学校の教室にあったヒーターの上にはやかんを置いていた」というシャネルの言葉に、「確かに。やかんは置くわ、餅は焼くわ、なんでもありやった」とサマンサ。続けてシャネルは、「ほかにも、イカとかも焼いていました!」と笑っていた。

続いてのメールは、昭和を感じるオススメスポットを紹介したもの。東京にある、「代々木ミルクホール」という居酒屋。昭和の香りただよう店内には、レコードや雑誌『明星』などがびっしり飾っているほか、カラーボールがあったり、BGMに昭和歌謡が流れていたりと、レトロ感が満載。食事も、揚げパンやナポリタンなど懐かしのメニューがそろっているのだそう。
店内のジュークボックスは1曲100円でリクエストできるそうで、「いまはなかなかないから、いいですね」とサマンサ。「自分のかけた曲をみんなに聴いてもらいたい。キャンディーズとかいいかも」とシャネルが話すと、サマンサは「デューク・エイセスやダークダックスをかけたい」と反応して盛り上がっていた。
最後に紹介したのは、ご近所付き合いに関するメール。リスナーは近所に住む70代後半の人とお茶をするくらい仲良しだが、その人は家に来るときに絶対にインターホンを鳴らさず、いつも外から「おねーちゃん、野菜持ってきたで!」などと大声で呼ばれるという。
リスナーは、「いつも大きい声で呼ばれるのが恥ずかしいためインターホンを押してほしい」と思うものの、わざわざ野菜を持ってきてくれているためにガマンしているとのこと。
メールは、「昭和の時代ってこれが普通なんでしょうか?」という問いかけで終わっていた。





