大阪・新世界の観光名所、通天閣（大阪市浪速区）を運営する通天閣観光が12月4日、南海グループに加入して1周年を記念して、最寄りの南海電鉄・新今宮駅の副駅名を導入、「＃（ハッシュタグ）まいど通天閣」とし、お披露目された。
鉄道会社が副駅名に「＃」を採用したのは国内で初めて。
南海電鉄は昨年（2024年）12月、通天閣を運営する通天閣観光を子会社化した。関西国際空港と直結し、インバウンド（訪日外国人客）の乗降も多い新今宮駅で通天閣をPRして誘客につなげるとともに、新世界エリアとインバウンドのより深い共存を目指す。
SNSの投稿に「＃まいど通天閣」とハッシュタグ（検索目印）を付け、これまで新今宮・新世界エリアの魅力の投稿・発信を促し、“点”としての新今宮駅と通天閣を“線”に、さらに難波から天王寺、新今宮、通天閣エリアを“面”として一大観光スポットとするのが狙い。
この日、ギャルファッションで「ハッシュタ～グ」と両手のVサインをクロスするパフォーマンスで知られる、お笑いコンビ・エルフの荒川さんが初の1日駅長を務めた。
荒川さんは南海沿線の大阪府和泉市出身。新今宮駅近くにもかつて住んでいたことがあり、「通天閣は思い出の詰まった場所。その地元駅での副駅名命名式で大役を任されるなんて光栄」と大喜び。
