2025年12月20日、関西を代表する水族館・海遊館でも知られる天保山(大阪府大阪市港区)に「お菓子ミュージアム天保山」がオープンしたという。“お菓子のデパートよしや”こと、株式会社吉寿屋(本社:大阪府摂津市)の代表取締役社長・神吉一寿さんに詳しく話を聞いた。
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同施設は社長である神吉さん自らが候補地選びからコンセプト・出展メーカー交渉まで手がけた、まさに“お菓子のテーマパーク”。開館の思いについて神吉さんは「ずっと夢でした。遊園地やテーマパークが減少する中、『お菓子で楽しさを提供できないか』と長年温めてきた構想がついに形となった」と語る。

●アート作品からキャラクターまで豊富な展示
大阪・関西万博にて展示された「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」のアート作品の一部を鑑賞できる。チョコレートで作られた恐竜や“未来のお菓子”といったユニークなものも。また、100体を超える菓子キャラクターが来場者を迎える。クイズ形式の「キャラ当てゲーム」を実施するなど、老若男女がワクワクできる仕掛けが散りばめられている。
●試食コーナーで新商品を含めた体験が可能
来場者は既存商品はもちろん、新商品を味わうことができる。「メーカーの商品を提供することで、新製品のアピールや既存商品に対する消費者の意見を直接聞ける場にしたい」と神吉さんは明かす。


●オリジナルの土産作りが可能
施設内の売店では、オリジナル巾着袋やデザインボックスにお菓子を詰め込み「自分だけのお土産」を作ることができる。日本全国の菓子を集めたコーナーも設けられており、地域限定商品400種類、駄菓子600種類、一般菓子500種類と圧巻の品揃え。「例えば『大阪ならやっぱりこのお菓子は外せんな~』なんていう感覚で選んでもらえれば」と神吉さん。中には入手困難なアイテムもあるとか。
●レストランとも連携
「大阪マリーナビュッフェ」と連携したミュージアム限定スイーツも味わえるほか、“アフター万博”としてヨルダンとの国際交流イベントを実施。今後もさまざまな国との国際交流イベントを考えているとのこと。
●体験型で楽しめる
同施設の最大の特徴は「見る」だけでなく「体験」できる点にあるとか。子どもにとっては夢の場所、大人はどこか懐かしく温かい気持ちになれる場所かもしれない。

グランドオープンに先んじて行われた式典(12月19日)にて、神吉さんは「このミュージアムが目指すのは、お菓子を通じで世界中が笑顔になれる空間です。思い出が自然に人と人を繋いでいく、そんな場所を本気で作りました。親子三世代、年齢や国籍を超えて『ワクワク感』『懐かしさ』を届けたい」とコメント。続けて「2025大阪・関西万博で世界が大阪に集まり、多くの出会いと感動が生まれました。この万博レガシーを未来に繋いでいくことが私たちの使命。日本の文化ともいえる100社を超える菓子メーカーと力を合わせ、世の中を引き続き盛り上げていきます」と力強く述べた。式典には港区長山口照美氏や大阪芸術大学副学長塚本秀邦氏らも登場、産官学連携を目指す意思が見て取れた。
「お菓子を食べている人はみ~んなニコニコしてますやんか」とは神吉さんの持論だが、大阪から菓子の力で世界中を笑顔にする日はそう遠くないのかもしれない。
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なお、2026年1月11日「港区成人の日記念のつどい(はたちの祝い)」に参加の新成人600名分、また1月25日に開催予定の児童福祉施設連盟主催イベント「新春こども大会」に参加の子ども500名分の招待券を配布するとのこと。
(取材・文=黒川 良彦)

お菓子ミュージアム天保山
【住所】大阪市港区海岸通1‐5‐10
大阪文化館・天保山5階(旧サントリーミュージアム)
【アクセス】OsakaMetro大阪港駅下車(徒歩約7分)
【開館時間】午前9時30分~午後8時
【入場料】大人500円(中学生以上)、小人200円、外国人観光客1000円、外国人観光客の子供200円(日本語・英語・中国語パンフレットあり)
【定休日】無休(1月1日・2日のみ休館)
【電話】06-6576-0077




